【May the Force be with you.】
中学生くらいだと、この一文に2つの違和感を覚えることと思います。
@助動詞 May が文頭に出ているのに、文末にクエスチョンマーク(?)が付いていないのはなぜか?
Aforce(力)が文頭ではないのに大文字で書き始められているのはなぜか?
この2つが感じられれば、「英語の基礎は理解できている」と言えます。では、「なぜか」を書いてみます。
まず、この一文は映画「スターウォーズ」でよーく使われる一文で、その意味は「フォースがともにあらんことを」です。「with you」が「with us」になっていることもあります。
<@の違和感>
本来なら、The Force may be with you.(フォースがあなたとともにあるかもしれない。)が正しい語順にように感じますが、助動詞 May は倒置(主語の前に置く)によって「祈り」や「願い」を強く表現するはたらきがあります。
「祈り」や「願い」の気持ち。つまり疑問文ではないから、文末にクエスチョンマーク(?)は要りません。
<例文>
May you be happy.(あなたが幸せでありますように)
May it be fine tomorrow.(明日、晴れますように)
<Aの答え>
force の意味は「力」ですが、スターウォーズで使う Force は超能力(予知力・洞察力・念動力など)の特別な意味を持つ言葉として「固有名詞化」していますから、文の途中でも大文字で書き始めます。
<例文>
Does Tomoko like music?(トモコは音楽が好きですか。)
The Nile River flows through the continent of Africa.(ナイル川はアフリカ大陸を流れる。)
※Tomoko、The Nile River、Africa が固有名詞です。
そうそう、なぜ今夜のブログテーマがこうなったのかと言うと…、今日(5/4)は英語で 「May fourth」で、最初に書いた「May the Force be with you.」の「May Force」と発音が似ているから「スターウォーズの日」と呼ばれているからでした♪
私たち日本人にとって、英語学習は「違和感との闘い」というか「違和感を理解することろ」から始まります。
例えば、日本語の「くちびる」と英語の「lip」は違います。日本語の「くちびる」は、口の周りの色が違うところ(リップクリームを塗るところ)ですが、英語の「lip」はしゃべったりものを食べたりするときに動く部分です。
ということで、連休も残り2日になってしまいました♪
スタップ首藤
2024年05月05日
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