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EVE2(旧ベンタ)
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2023年09月13日

ハケンの品格 〜経営法務〜


 こんにちは!
 EVE2です。
ビジネス.jpg
 古いドラマになりますが、現在、2007年に放送された、「ハケンの品格」にはまっています。
 基本、アニメを見ることが多いため、ドラマを見る機会は今まで少なかったのですが、見始めるととまりません。
 「ハケンの品格」の中の派遣さんは、中小企業診断士試験に出てくる派遣と同じはずですが、現在の派遣法に定める派遣と大きく違っているようなので、この機会に派遣について調べてみることにしました。

[派遣法とは?]
 気になった点は、3ヶ月という数字にやけにこだわっている点・・・。そして、面接はしてはいけないはずなのに、面接をしている点・・・。
 派遣法の派遣とは、面接等もしてはいけませんし、仕事を御願いする側から、指名で人を呼べる性質のモノではありません。正確に法律の趣旨を汲み取っているとは思えませんが、派遣とは人数が不足した場合の人数合わせ的な位置づけで現在は運用されているのでは?っと中小企業診断士の試験から感じています。
 それでは、日本における派遣法とは、私がもった印象通りのモノなのかどうか、ChatGPTに聞いてみました。


日本における「派遣法」とは、正式には「有料職業紹介事業の規制等に関する法律」(通称:派遣法)のことを指します。この法律は、派遣労働者と派遣元・派遣先の企業の権利と義務を規定し、派遣労働に関する制度を整備するために制定されました。以下は、派遣法の主要なポイントです:

❶派遣労働者の保護
 派遣法は、派遣労働者の権利を保護するために規定されています。派遣労働者は、正社員と同様の労働条件や待遇を受ける権利があります。また、派遣労働者は派遣元と契約を結び、派遣先で働くことになります。
❷派遣元と派遣先の登録
 派遣業は、派遣法に基づいて登録された派遣会社によって行われます。派遣元と派遣先は、法律に基づいて適切に登録・管理される必要があります。
❸最大期間の制限
 派遣法では、同じ派遣先での派遣労働の最大期間が制限されています。通常、同じ派遣先での労働は3年までとされていますが、派遣法に基づく特例がある場合もあります。
❹平等な待遇
 派遣労働者は、正社員と同様の賃金、労働時間、休暇などの待遇を受ける権利があります。また、派遣労働者は正社員と同じ労働条件で雇用される機会を享受できるように、差別を禁止する規定も含まれています。
❺契約期間の明示
 派遣法では、契約期間や契約内容などを明確に記載した派遣契約書の提供が義務付けられています。

 派遣法は、派遣労働者の権利を守りつつ、派遣業界を規制し、適正な労働環境を確保するために存在します。派遣法は定期的に改正され、最新の法令に従って運用されていますので、具体的な詳細や最新情報は、日本の労働局や法務省などの公式情報源から入手することが重要です。


 3ヶ月という記述はありませんね?BingとChatGPTに3ヶ月という期間について調べてもらったのですが、ハケンの品格が放送していた時期でも3カ月ではなく、最長にはなりますが、1部署に3年間はいることができたようです。
 ただ、期間がある業種ばかりではなく、❸最大期間の制限にあるように特例により期間に定めがない業種もあるようです。1996年には26業種だったのが、2012年には28業種へと増えています。現在は、以下の2012年に改正された業種に適用されるようです。


■18業種(労働者派遣法施行令第4条の1)
01)情報処理システム開発
02)機械設計
03)事務用機器操作
04)通訳、翻訳、速記
05)秘書
06)ファイリング
07)調査
08)財務処理
09)貿易
10)機械のデモンストレーション
11)添乗の業務
12)受付・案内
13)研究開発
14)事業の実施体制の企画、立案
15)書籍等の制作・編集
16)広告デザイン
17)OAインストラクション
18)セールスエンジニア・金融商品の営業

■10業種(労働者派遣法施行令第5条)
01)放送機器等操作
02)放送番組等制作
03)建築物清掃
04)建築設備の運転、点検、整備
05)駐車場管理等
06)インテリアコーディネーター
07)アナウンサー
08)テレマーケティングの営業
09)放送番組等における大道具・小道具の業務
10)水道施設等の設備運転


 なお、中小企業診断士試験の問題を解いていて、面接はいけない、指名して雇い入れてはいけないという記述は本当かどうか改めて調べてみました。なお、ChatGPTはそんな法律はないといっていました(笑)。
 まっ、中小企業診断士の試験問題なので間違っているはずはありません。やはり、試験問題通り、面接はしてはいけないし、指名もできないそうです。
 面接をしてはいけない理由は、派遣社員は派遣先の企業から直接雇用されているわけではなく、派遣会社に雇われているからです。
 指名してはいけない理由は、派遣先が受け入れる労働者の選定をするのは「採用」行為に該当し,派遣労働者と雇用契約関係にない派遣先は,このような行為は,元々なし得ないそうです。
 理由を聞いて納得しました。加えて履歴書の提出等も面接のときと同じ理由で、提出はできませんし、提出してしまった場合、個人情報の流出に当たる可能性があります。

[顔合わせはOK]
 面接はいけませんが、事前の顔合わせは可能です。但し、条件がありますので、注意が必要です。


❶派遣社員自らの判断で行われる事業所訪問である
❷事前の業務打合せ、仕事を受けるか否かを派遣社員自らが判断することが目的である
❸事業所訪問は、派遣先の評価を受けるためのものではない


まっ、通常は顔合わせもなさそうですね?

[あとがき]
 派遣は現在かなり守られているという印象を受けます。ただ、中小企業白書によるとここ数年正社員の比率が徐々に伸びてきているようです。それはコロナまでで、アフターコロナ後にどうなるのか注目です。

 では、また!

■派遣26業種が改正法で廃止!今後の派遣の働き方はどうなる?(お仕事探しマニュアル)
https://workin.jp/work/mc-dispatch26industry

■派遣では面接が禁止されている?その理由と「顔合わせ」の実態を簡単解説!(派遣会社カタログ)
https://haken-catalog.com/haken-mensetsu-ng/

■派遣では面接が禁止されている?その理由と「顔合わせ」の実態を簡単解説!
https://haken-catalog.com/haken-mensetsu-ng/

■9-2 派遣先が派遣労働者を指名することはできるか|労働相談Q&A(わーくわくネットひろしま)
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/work2/wn500118.html

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