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2014年12月23日
いつの間にか大人になってしまってた
今日も、母と買い物に出かけた。
免許を持たない母だから、毎回私に
「買い物に連れてって」「ごめんね」と。
ごめんねも何も、同居なのだから
私も食べる食料なのです。
半世紀近く生きてきて、
いつの間にか母より出来ることが多くなっていた。
重い荷物を、母に持たせないように奪い取って車に積み込みながら、
母にはかけられないエンジンをかけながら、
いつの間に自分は「大人」になってしまったのかと呆然とする。
いつも、呆然としている。
頭の中身は、10歳のあの空気や15歳のあの考え方をまだ覚えていて、なのに私はいつの間にかもう40を過ぎていたのだ。
妹と喧嘩したあの日、
妹が言い捨てた言葉
「私はおかんの世話とかせんよ!あんたがするんやろ?そのつもりで結婚もせんでおるんやろ!」
親を看ようと、
そんな志で結婚しなかったわけではないけど、
私の存在価値などそんなものなのだろうな。
いま、母の役にはたっている。
買い物しながら、いつも呆然としてしまう。
そして妹の言葉を何度もご丁寧に反芻し、
何度も傷つきなおしている。