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2019年12月31日

2019が終わっていく

2019が終わっていく。


どんな一年だったんだろうと
振り返っても振り返っても

空虚しか、ない。


まだみんなで同居していたとき、
最愛の妹が私を無視するようになって
ああきっともうすぐ出て行くんだなと
怖くてたまらなかったころ、

私は、大好きな姪っ子と会えなくなるんだと怖くて怖くて、
夜中に悲鳴を上げて飛び起きたりしていた。

少女漫画にあるような、あれを
本当に経験した。
(というか、経験した人がいるからこそ、ああいう表現ができたんだろうねぇ)

当時、彼氏とは別居で
寝るときには電話を繋いだままで寝ていたのだが
私が変な声を出して夜中に起きるからビックリされて
「どうした?!」となり、
私は怖い、怖くてたまらないんだと
わぁわぁ泣き叫び、

あの頃が一番、メンタル的にやられていた。


あの頃に比べたら、
実際失った2018の秋から2019なんて、
本当に、なんでもない、
ただの空虚なんだ。


その証拠に、
家の敷地面積ほどもある広大な庭は
入居した時のまま放置されているし
そこに引っ越し屋が適当に置いた物干し竿もそのまま動かされていない。
私は、燃え尽きて、ただただ
適当に食べて入浴して眠って仕事に行くだけのロボットみたいだった。

実は今年は職場も変わり、
立場も変わり、
給料がいきなり八万も上がるような変動の一年だったのだけど、

そんなもん、
何一つ心に残らず、
ただ春が来て夏の後秋が来て、
今年は秋なんて三日くらいしか体感できないまますぐ寒くなって
もう大晦日だ。


前の家を買った時
家を買ったんだと、みんなには知られたから
去年から年賀状は、出してない。

転送はかけているから、まだ転送されてくるけれど。

それでも、恩師だけには書いた。
ここの住所を書くたびに
「ああ覚えなきゃ」って思う。
そのくらい、まだここの住所も覚えてない。どうでもいい。


別居を始めたころ、
姪っ子からの年賀状がきたことがある。
「あけましておめでとうございました」
と、習いたての字で書かれてあった。
宛名が、住所と苗字までが妹の字で、
その先は、姪っ子の、
ほとんど読めない「からこさま」という平仮名だった。

母宛の年賀状は全部妹の文字だった。
つまり、私の名前を書くのも嫌だったのでしょう。
妹の意思表示に、胸を痛めてないふりで、
「おー、◯ちゃん、上手に書けてるじゃん」と笑ったなぁ

今年は姪っ子ズは、
ばぁばには書くことは許されているだろうか。そうだといい。

2019
私は一歩も動けず、
諦めながら生きて来ました。
よく頑張りました

今年は彼氏が一緒なので
おせちのまねごとを作りました。
あとは、豚の角煮が柔らかくなるまで圧力鍋を放置するだけ。

お年玉をあげる人もいません。
また、父の所には顔を出さねばなぁ。



ここを読んで下さっているみなさん、
本当にありがとうございます。
姿の見えないあなたに支えられて
2019が終わります。

どうか幸せに。
良いお年をお迎えください。

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posted by からっぽ at 23:30| Comment(0) | 自分のこと
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