軌跡

『空手バカ一代』

空手家・大山倍達の半生を描いた伝記的作品で

1971年から1977年まで週刊少年マガジンで連載された後

テレビアニメ化や映画化もされた作品。

当初「実話を基にしたノンフィクション作品」という

触れ込みであったが、真樹日佐夫氏は内容の九割以上は梶原の

創作だったと述べ、松井章圭も実際に劇画のような戦い方や

人柄は山崎照朝先輩のみで、本当に劇画みたいな組手をしている

山崎先輩は、格好良かったと語っている。

当時ブルースリーがブームになるなど格闘技が流行した時代背景も

ともない、連載中は絶大な人気を誇り大山と極真会館の知名度向上を

語る上で欠かせない作品となっている。

『科学忍者隊ガッチャマン』

世界征服を企む秘密結社ギャラクターと戦う、5人の少年・少女で

結成された科学忍者隊の活躍を描いた作品で1972年から1974年まで

フジテレビ系で毎週日曜日18時00分から全105話が放送された。

後の『ゲッターロボ』『超電磁ロボ コン・バトラーV』といったアニメや

『秘密戦隊ゴレンジャー』に始まるテレビ特撮の作風に影響を与えることとなる

キャラクター構成ニヒルな脇役、紅一点の戦うヒロイン、ムードメーカーを

ヒーローに加え、「5人組」像を確立した作品。

『ヤッターマン』

1977年から1979年までフジテレビ系列で毎週土曜18時30分 - 19時00分に

放映された、タツノコプロ制作のテレビアニメで『タイムボカンシリーズ』の

第2作目の作品で、2008年には日本テレビ系列でテレビアニメ放送された。

宝ののありかを示したドクロストーンを集めようとする、ヤッターマンと

ドロンボー一味との戦いを中心にゾロメカ、おだてブタ、三悪メカ爆発時のドクロ雲など

後にシリーズを象徴することになる要素のほとんどが本作で誕生した。

2009年にはドロンジョ役に深田恭子の実写版映画が松竹系で公開されたことも記憶に新しい。

『恐怖新聞』

1973年から1976年まで『週刊少年チャンピオン』に誌連載された

つのだじろうによる恐怖漫画で石堂中学校に通う主人公の少年、鬼形礼

のもとに突然「恐怖新聞」と書かれた新聞が届けられた、、「恐怖新聞」は

1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まるというものだった、その日から鬼形礼の

恐怖の日々が始まる。

幽霊だけではなくUFOやUMAも含む数々の超常現象も織り交ぜた作品となっている。

又本作は1970年代のオカルトブームの一端を担った作品と言わておりアニメ、ビデオ

ゲームソフト、映画、パチスロ機、電子ブック、はてはタイピング練習ソフトまで

様々なメディアでリメイクされ1996年には中学生以下は視聴できないR指定の

『恐怖新聞II』を元にしたオリジナルビデオ作品が作成され原作者であるつのだじろうも

出演している。

2011年製作には原作の設定を元にしたオリジナル脚本の劇場公開長編映画が公開されている。

『シティーハンター』

東京・新宿で殺し・ボディーガード・探偵等を請け負う

スイーパー「シティーハンター」の活躍を描いた作品。

前作『キャッツ♥アイ』に続く北条司2作目となる連載作品で

1987年に『シティーハンター』としてテレビシリーズ化され

テレビアニメとしては4度のシリーズ化と3度のスペシャルが

放映されている。

『ポパイ』

1929年、エルジー・クリスラー・シーガーが

「シンブル・シアター」という作品で生み出された

初めは主人公ハム・グレイヴィとその恋人オリーブ・オイル

オリーブの兄カスター・オイルが中心人物の漫画でオリーブ達よりも

10年遅れて登場したポパイは当初脇役だったが、何をやっても

不死身な所から一躍人気キャラクターとなってハムの主役の座と

その恋人オリーブを瞬く間に奪い去ってしまった。

また当初はほうれん草がパワーの源ではなくキャベツを食べて

元気を出していた、あるエピソードの中では、当初ポパイは

玉ネギの匂いを嗅いで力を出していたがブルータスに水をかけられ

匂いがなくなった玉ネギの代わりにほうれん草を食べ

その結果玉ネギの匂いを嗅いだ時以上の力を発揮し以後ほうれん草を

食べるようになった、当時ほうれん草の缶詰は製造されていなかったが

この作品の影響で製造が開始されたと言う逸話も残っている。

日本では、テレビアニメとして1959年から1965年までTBS『不二家の時間』で

放映されていた。

『天才バカボン』

よみうりテレビ・東京ムービーで1971年〜1972年放送された

赤塚不二夫のギャグ漫画で、これまで4回にわたってアニメ化され

初期はバカボンとバカボンのパパが話の中心となるナンセンスギャグで

中期よりバカ田大学の後輩などが登場し、パパを中心としたギャグ作品と

なっていった。

「トリビアの泉」でも紹介された事だが、タイトルおよび作中のキャラクター名である

「バカボン」の語源は、梵語の「薄伽梵」（ばぎゃぼん）に由来する。

『タイムボカン』

フジテレビ系で1975年から1976年、毎週土曜

18時30分 - 19時00分に放映。

タツノコプロ制作によるテレビアニメ作品

タイムボカン〜ヤッターマン〜 ゼンダマン〜

オタスケマン〜ヤットデタマン〜逆転イッパツマン〜

イタダキマン〜怪盗きらめきマン〜ヤッターマン（リメイク版）

『タイムボカンシリーズ』の初代作品で

本作の企画は当初ミニカーを売るためのアニメという発想で

始まり、1966年のアメリカ映画『グレート・レース』の影響を

受けたカーレースものが源流で内容的にはタツノコプロでは当時

ハードなアクションものが続いたためギャグものを当初より

取り入れる事になり、グロッキーの「今週のハイライト!」や

コックピットメカおだてブタやコーラスカラス、オシイ星人、

オロカブ、女子高生メカ等の有名なギャグが生まれている。

余談ではあるが、メカニマルが破壊された後、タイムガイコッツが

エゼクションポッドとしての役割を果たすのだが、次作『ヤッターマン』以降の

メカニックデザイナーである大河原邦男が後にデザインする『機動戦士ガンダム』の

コアファイターのルーツとなっている。

『勇者ライディーン』

テレビ朝日、金曜日19時00分-19時30分枠で

1975年から1976年にかけて放送されたテレビアニメで

当初、東映動画でマジンガーZやって儲かっているから

でかいロボットをつくればいいと言う安易な考えから

始動したと言う逸話があるアニメで当然目標は

「マジンガーZを越える」ことだった。

結果として本作のポピーでの売上は『マジンガーZ』を越えた。

余談ではあるがテクノグループYMOの「ライディーン」は

同アニメから付けられたという説があり、細野晴臣が

アメリカでこのアニメがヒットしていたから、このタイトルにしたと

発言していたり、作品中の敵役シャーキンは美形悪役の元祖とされていて

『機動戦士ガンダム』のシャアもシャーキンから名前を取ったと言うなど

なにかと話題が多い作品でもあった。



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『ドロロンえん魔くん』

1973年フジテレビ系列で毎週木曜日19時00分放送の

永井豪の漫画であらすじは、地獄界の権力をにぎる

閻魔大王の甥にあたるえん魔くんは人間界で

人間に仇なす妖怪を退治する妖怪パトロール隊の

隊長に正式に任じられ奇っ怪な事件を、義理人情に

訴える涙話があったり、強敵と死に物狂いで戦うなど

仲間たちと共に解決していく展開になっている。

ギャグ志向の高かった漫画版と違い怪奇色が強く

また上原正三や辻真先といった脚本家らによって全体的に

暗くハードな話となっているのが特徴で、最終話では

命を失うが、閻魔大王に復活させてもらい、その後雪子姫と結婚する。

また2010年7月の『ビジネスジャンプ』読み切りで掲載の中で

キューティハニーとの共演もはたしている。



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