2010年01月18日
岡部主将が決意「一丸となって大会に臨む」
開幕が間近になったバンクーバー冬季五輪の日本選手団結団式が18日、東京都内のホテルで秋篠宮さまご夫妻をお迎えして行われた。
日本スケート連盟会長の橋本聖子団長をはじめ、日本の冬季五輪最年長主将の39歳、スキー・ジャンプの岡部孝信(雪印)と同じく最年長旗手の38歳、スピードスケートの岡崎朋美(富士急)やフィギュアスケート女子で金メダルの期待がかかる浅田真央(中京大)ら選手と役員計約90人が出席。
夏季五輪を含めても史上最年長の主将となった岡部は、結団式で「チームジャパンで一丸となって大会に臨む」と決意表明した。35歳だった前回トリノ五輪の結団式は旗手代行を務めた。それ以上の大役に、引き締まった表情になった。
職人気質で「どうしたら遠くに飛べるか」をつきつめる。納得の飛躍ができなかった試合後は、他人を寄せ付けないような雰囲気を発することもある。しかし、チームでは若手を引っ張る兄貴分として信頼が厚い。
年齢が離れた若手と海外転戦し、共同生活する。「年上のおれが威圧感を出したら駄目。若手が気を使わないように、こっちが気を使う。みんなが盛り上がらないと、自分も面白くないから」と話したことがある。
冬季競技の選手らを集めた昨年の合同合宿で、積極的に集団ゲームに参加。懇親会後に他競技の選手とともにカラオケに行った。そんな前向きな姿勢がJOC幹部の目に留まり、主将要請の一因となった。
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