男子選手といっしょにプレーする初めての女子プロ野球選手として話題となった吉田えり投手が７日、今シーズン所属するアメリカ・独立リーグのチコ・アウトローズの入団会見に、チームの地元カリフォルニア州チコで臨みました。

打者の手もとで揺れながら変化するナックルボールが武器の吉田投手は、ことし１月に参加したプロを目指す選手が集まるアメリカのウインターリーグでのピッチングが認められ、先月、アメリカ・独立リーグ、ゴールデンベースボールリーグのチコ・アウトローズと契約を交わしました。そして７日には、チームの本拠地のあるカリフォルニア州北部のチコで、入団会見に臨みました。吉田投手は背番号３のユニフォームを渡されると、早速袖を通して笑顔を見せました。

会見で吉田投手は「チコ・アウトローズの選手の一員として、あしたから野球ができることに、ほんとうに感謝したい」と述べました。さらに、吉田投手は「甘い世界ではないと思うので、一日一日を大切にして、自分のナックルボールを見せられたらいいと思います」と抱負を述べました。会見には地元のファンも大勢詰めかけて、吉田投手への関心の高さを示していました。吉田投手は、８日からチームのキャンプに参加して、今月２１日に行われる開幕戦の登録メンバー入りを目指します。