2010年02月17日
高橋&織田、メダル狙える好位置
フィギュアスケート男子は16日(日本時間17日)ショートプログラムを終えて高橋大輔選手(23)が3位、織田信成選手(22)も4位。ともに会心の演技でメダルを狙える好位置に付けた。「いい緊張感の中で(演技が)できた」と高橋選手。織田選手は「すごくうれしい」。男子初のメダルに向け、笑みがこぼれた。
高橋選手は17番目に滑走。客席最上段まで埋まったフィギュア会場「パシフィックコロシアム」に無数の日の丸がはためき、日本から駆けつけたファンから「大ちゃーん」と声援が飛ぶ。
曲は日本のアコーディオン奏者、cobaの「eye」。高いジャンプを次々に決め、情熱的なステップに入ると会場から拍手がわき起こった。ほぼ完ぺきな演技でフィニッシュ。日の丸を手にした観客だけでなく、地元のファンからもスタンディングオベーションが起こった。
座って得点表示を待つ「キス・アンド・クライ」。90・25の自己最高得点で、この時点でロシアのプルシェンコ選手に0・60点差と肉薄する2位。右のこぶしを何度も突き上げ、手を振り歓声に応えた。
「お客さんをどれだけ味方に付けられるか。まだフリーがあるから、余計なことを考えずにやっていきます」と気を引き締めた。
20番目に滑った織田選手も終了後、モロゾフ・コーチと握手。自分の演技に納得した様子で、得点表示が出ると、うんうんと何度かうなずき満面の笑みを浮かべた。
演技後「取りあえずほっとした。すごくうれしい。今まで練習してきたことを信じて滑った。日本からの声援に勇気づけられた」と話した。
小塚崇彦選手(20)はジャンプでミスし8位。「満足ではない。仕方ない」。フリーに向け、気持ちの切り替えを急いだ。
【15秒バージョン】
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