2010年02月09日
藤本、桜井「メダル狙う」 五輪ショートトラック代表
スピードスケート・ショートトラック日本代表の男女のエースが逆境からの巻き返しを誓った。男子の藤本貴大(セルモ)は体調不良、女子の桜井美馬(早大)はブレード(刃)の調整で苦しんできたが、8日にジャパンハウスで開かれた記者会見ではともに「メダルを狙う」と力強く宣言した。
風邪で5、7日の本会場練習を休んだ藤本にとって幸いなのは、最も得意な500メートルのレースが一番遅い24日に設定されていることだ。「まだせきが出るので不安な面はあるが、1500メートルと1000メートルで五輪の雰囲気を出来るだけつかんで500にはベストの状態で臨みたい」。500メートルは「何としてでもメダルがほしい。最低でも入賞(8位以内)したい」。
桜井は5日からの本会場練習で何度も刃の状態を気にしていた。「正直、もっと良くしたいという気持ちはあるけど、毎日調整しながら少しずつは良くなっている。メダルを目指してやってきたので悔いのないレースをしたい」。1500メートルと3000メートルリレーでメダルを視野に入れる。
最初のレースはともに13日。藤本は1500メートル、桜井は500メートルと3000メートルリレーに挑む。
【15秒バージョン】
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