2012年12月02日
スキー場における、道路情報の告知について。
本日、中央道の上り線、笹子トンネルで残念なことに崩落事故が起きてしまいました。
まだ、救出活動中ですが、一刻も早く助け出されることを願うばかりです。
事故ではないですが、以前高速道路の渋滞情報をtwitterに流し、日曜の夕方相当の混雑が予想されていますので、夜中まで周辺で観光するか午前で切り上げるかしたほうが良いかもみたいなツイートをしたことがあります。
すると、あるスキー場関係者の方から、そんな事を広められては困る。日曜の午後のお客様がただでさえ少なくて四苦八苦しているのに、午前で切り上げたほうが良いなどと言うのは、やめてもらえないかと叱られました。
確かにこの方のお気持ちは良くわかります。しかし、私としては高速道路の渋滞に嫌気をさしてスキー場への足が遠のくようでは、悲しいのです。少しでも嫌な思いをせずに快適な記憶だけを残してもらいたい、このような考えから、一見スキー場にとってはマイナスな情報も躊躇することなく流すことにしています。
私の近所の百貨店の周辺道路は週末になると、頻繁に渋滞が起こります。この様な時には、そのお店の駐車場から出るだけでも30分以上かかることもしばしばです。
こんな時、館内では渋滞が発生していること、駐車場から出るためのおおよその時間を放送してくれます。
渋滞に巻き込まれてイライラするよりは館内で過ごしたほうが、お客としても楽だし、お店も売り上げのアップになるかもしれないので、この放送を行っているものと思われます。
ただ、スキー場の場合はちょっと事情が違います。日曜日に滑りに行っている方の多くは、次の月曜日はお仕事です。走る距離も長距離の方が多いと推測されます。
この場合に、遅くまで残るという選択肢はなかなか選ぶことが難しい。となると、早く帰ることになる。
それでも仕方の無いことだと思うのです。お客様のことを考えたら。
目先の利益よりも、リピーターとして継続的にスノーを楽しんでもらうためには、都合の悪い事を隠すのではなく、正確な情報を伝える必要があると信じています。
本日の中央道の事故による通行止め(12:35時点で上下線とも)はゲレンデにいるスノーヤーにとっては影響が大きい人もいらっしゃると思います。
できれば、なんらかの手段を用いて場内にいる方に知らせる方策をとってもらいたいものです。
近年、企業の信用に関わる判断材料は、透明性だと思います。自分達にとっては都合の悪い事柄でも、顧客にとって重要な問題は早急かつ正確に伝えることが大切だと考えます。
そうすることにより、安心して遊べるフィールドが完成するのではないでしょうか。
おわり。
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