2019年05月18日
安全第一。じゃあ第二、第三って?
近所に工事現場があるんだけど、
当然「安全第一」という標語を目にします。
そういえば、第一、というなら第二、第三もあるのかなって
気になったので調べてみました。
「安全第一」は、工場や建設現場などの職場において
安全を何よりも重要に考えるという意味の標語(スローガン)です。
そしてこの標語には、こんな由来がありましたよ。
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第二次大戦当時のアメリカでの話。
当時の労働者はとても劣悪な環境で働いていました。
例えば、シカゴの製鉄所では毎年従業者1万人のうち
1,200人が事故で死亡または重傷を負っていたといいます。
そんな時代、当時USスチール社の社長であった
エルバート・ジャッジ・ゲーリーは、
労働者たちの苦しむ姿に心を痛めていました。
熱心なキリスト教徒でもあった彼は、人道的見地から
当時の「生産第一、品質第二、安全第三」という会社の経営方針を
「安全第一、品質第二、生産第三」に変更したのでした。
この方針が実行されると、労働災害はたちまち減少。
さらに 品質・生産も以前よりも向上したそうです。
こうして「安全第一」という標語はアメリカ全土に、
やがて世界中に広まっていったのです。
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なるほど、そもそもアメリカ発祥の標語だったんですね。
そして第二が品質、第三が生産と続くことがわかりました。
「安全第一」という今なら当たり前の標語も、
昔の労働者の苦難や犠牲があり、
そして、ある一人の経営者の良心と、
英断の上にできた貴重な言葉だったという訳です。