アフィリエイト広告を利用しています

初期費用ゼロからはじめてクリエイター

コンテンツ制作初心者のためのフリーソフト使用体験レポート
記事ランキング
  1. 1. Inkscapeで手描きのイラストを仕上げよう(13)
  2. 2. Inkscapeで手描きのイラストを仕上げよう(9)
  3. 3. Inkscapeで手描きのイラストを仕上げよう(10)
<< 2024年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

広告

posted by fanblog
2023年11月09日

Inkscapeで夜空と窓を描く(1)

Inkscapeで夜空と窓を描く

前回は色々な背景を考えてみました。色を変えるだけでもイラストの印象がかなり変わるというのがお分かりいただけたかと思います。


今回からは前回の最後にお見せした窓の描き方の手順を解説していきます。

一連の工程を動画にしておりますので、お時間がありましたらご覧いただけたらと思います。



なお、完成形を作成してから動画やスクリーンショットを撮り直しているので、大体同じ手順で作成していますが、完全に同じ物にはならないことをご了承ください。

数値で設定できる部分は揃えることができますが、目分量で動かしている部分はその時の気分で位置が違います。

色や数値もその時の気分で少し変えていたりするので、完成形と違う部分が多々あります。

同じように作っても完全に同じにはできないの?とツッコミが入りそうですが、大体似た感じの窓にはなります。

窓の内側を作る

まず、窓枠の内側、夜空のベースカラーの部分を作ります。

窓の内側
窓の内側

なぜここから作るかというと、この部分が窓枠を描く時の基準になるからです。

半円と四角形を組み合わせた形状にしたいので、[円/弧ツール]で適当な大きさの円を描きます。

(数値変更するので縦横比固定の[Ctrl]を押しても押さなくてもどちらでも大丈夫です。)

円を描く
円を描く

[円/弧ツール]の[ツールコントロールバー]で次のように数値を変更します。

[水平半径]:70
[垂直半径]:70

半径なので出来上がりの円の直径は140になることにご注意ください。

複数の図形を組み合わせて別の図形を作成する場合は、数値を入力して作った方がスナップ機能で合わせやすくなります。


フィルの部分の色は夜空のベースカラーに使う色にします。

フィル:#281845ff
ストローク:なし

四角形の部分を描きます。[矩形ツール]で適当な大きさの四角形を円の下方向の適当な位置に描きます。

四角形を描く
四角形を描く

[矩形ツール]の[ツールコントロールバー]で次のように数値を変更します。


[幅]:140
[高さ]:100

円と組み合わせたいので幅(横)の部分は円の直径とぴったり同じになるような数値にします。高さ(縦)はお好みで調整してください。


四角形も円と同じ色にします。

フィル:#281845ff
ストローク:なし

(動画とスクリーンショットだと[ストローク:アンセット]になっていますが、[ストローク:なし]にしておいた方がいいです。[アンセット](未定義)と[なし]は見た目で区別がつかないので、画面左下で確認してください。)


[選択ツール]に切り替えて、円と四角形を描画領域で[Shift]クリックしながら複数選択状態にしたら、[整列]ダイアログを開きます。(開いていない場合は[メニューバー>オブジェクト>整列と配置])

次のような手順で中央揃えにします。(スナップ機能で揃えられるのでこの工程は飛ばしてもOKです。)


中心を垂直軸に合わせます
中心を垂直軸に合わせます

[基準]:最初の選択部分
[中心を垂直軸に合わせます]

[スナップ]を有効に切り替えます。

スナップを有効に
スナップを有効に

[選択ツール]で一度オブジェクトが何もないところでクリックして選択状態を解除してから、四角形をクリックして選択、そのまま上方向にドラッグします。

円の四分円点に四角形の上辺がスナップしたら手を離すと、半円と四角形を組み合わせた図形ができます。


四分円点にスナップ
四分円点にスナップ

別の部分にスナップした場合や、途中で手を離して別の場所に落としてしまった場合はもう一度やり直します。


円と四角形の位置が決まったら、[選択ツール]で描画領域の円と四角形の全体が入るようにドラッグして範囲選択します。

ドラッグして範囲選択
ドラッグして範囲選択

[メニューバー>パス>統合]で円と四角形を統合して一つの図形にします。

この操作を行うと元の円と四角形には戻せなくなりますのでご注意ください。

(形状が単純で後からやり直ししやすいのでここでは[統合]を使っています。やり直しがしにくい複雑な形状の場合は統合ではなく、グループ化の状態で保留しておきます。)

円と四角形を統合
円と四角形を統合

統合済みの図形を確認して、[ストローク:アンセット]になっていたので[ストローク:なし]に変更しました。

ストローク:なしに変更
ストローク:なしに変更

フィル:#281845ff
ストローク:なし

「窓の内側」ができました。

窓下枠を作る

「窓下枠」を作ります。

窓下枠
窓下枠

[矩形ツール]で窓の内側の幅より少し長いくらいの長方形を描きます。数値は入力して調整するので幅も高さも大体でいいです。

長方形を描く
長方形を描く

フィルの色を変更します。奥行きがあるように見せたいので窓枠のベースの色よりも暗い色に設定します。

フィルの色を変更
フィルの色を変更

フィル:#3a2938ff
ストローク:なし

[矩形ツール]の[ツールコントロールバー]で次のように数値を設定します。

(数値は適当に決めているので後から変更する場合があります。)


幅と高さを変更
幅と高さを変更

[幅]:142
[高さ]:10

「窓の内側」と「窓下枠」のパスを複数選択状態にして、[整列]ダイアログを開いて中央揃えにします。(スナップで揃えられるのでこの工程も飛ばしてOKです。)


中央揃えにする
中央揃えにする

[基準]:最初の選択部分
[中心を垂直軸に合わせます]

[選択ツール]で「窓下枠」だけを選択して、「窓の内側」の下辺と「窓下枠」の上辺がスナップするように移動させます。線の中心でスナップしたら手を離します。


窓下枠を移動
窓下枠を移動
線の中心でスナップ
線の中心でスナップ

「窓の内側」と「窓の下枠」ができました。文字数の関係で今回はここで終了といたします。

次回はオフセットを利用して、「窓外枠」部分を作ってみましょう。

posted by shokizero at 09:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | Lesson
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12281530
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
カテゴリーアーカイブ
About(1)
Contact(1)
Lesson(44)
News(8)
Diary(1)
プロフィール
さんの画像

Web制作やDTPの勉強としてこのブログを始めました。
使用歴のあるソフトウェア
  • Adobe Illustrator
  • Adobe Photoshop
  • セルシス CLIP STUDIO PAINT PRO 他
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。