サンフレッチェ広島

先週の土砂災害から1週間。
延期となっていた水戸戦です。
災害復旧の最中、平日しかも天気も午後雨が降ったり曇ったりと言う影響もあって2700名強の寂しい観戦でした。

こじんまりした分、試合中の選手や監督の声、水戸サポーターの声がよく聞こえました。

残念だったのは災害被災者への黙祷の後、水戸サポーターから「広島」コールがありましたが、それにお礼する間もなく広島サポーターのコールが被せられた事です。
セレッソ戦でも同様でしたが、相手に感謝する気持ちが欲しかったように思います。

先発予想ではヒョンジンとしてましたが、水本が先発でした。

試合は開始直後から最近のリーグ戦では見られない積極的な前へ前へのパス連携で、惜しいシーンが何度も見られました。
得点シーンも野津田、川辺、茶島のパス交換から、最後は寿人で完全に相手を崩してましたね。
久々に綺麗な崩しのゴールを見たような気がします。

後半は、水戸に押し込まれる時間が多かったですが、唯一のピンチも増田がシュートストップをして無失点に抑えてくれました。

後半、茶島がドリブルで前線まで持って上がったのですが、そのスピードの早いこと。
みんなビックリした声を出してましたね。

一方残念なこともありました。
前半後半に放った丸谷のミドルは、全く精度がありません。
野津田は完全どフリーのシュートを枠外へ。
茶島は完全シュートチャンスで、パスを選択。
皆川出場後、増田はゴールキックをすべて皆川へ。

でも何より残念だったのは終了5分前からアディショナルタイムの間、相手コーナー付近での清水、皆川、野津田のボールキープです。
スタンドからは、多くの失笑が漏れてました。

負けたら終わりのトーナメントとは言え、シュートチャンスもあったのにコーナーへ引きこもるのはどうかと思います。
連覇チームの堂々とした強さで挑んでもらいたいものです。

また、皆川を使ったポストプレーも、どうも今のサンフレッチェらしくない気もします。
先祖返りのような感じですし、相手が完全に読んでますからね。

試合前、試合終了後の寿人コールを聞いて、ああやっぱりみんな寿人が好きなんだなあと思いました。
広島好きの相思相愛なこの関係がいつまでも続くよう祈るばかりです。

また、寿人の試合中の動きを見ていると、こんな試合運びが本当はしたいんだなと感じました。
このあたりが、現状のチームとギクシャクしているのかなと感じました。

しかし、若手の活躍で近未来のサンフレッチェを見ることができた貴重な一戦となりました。

4回戦の会場の案内は出てませんが、エディスタのスケジュールでは10日天皇杯4回戦と書いてあるのでホームでの開催だと思います。

徳島、浦和、浦和、ガンバ、ガンバの5連戦です。
できる限り参戦して応援します。