2020年01月22日
「はいからさんのカリーパン」で休憩を
「おひとつ、いかがですか」
手にお盆を持った女性店員が、店の前を行き交う人に声を掛けている。
そのお盆には、ソフトクリームが入った小さカップがたくさん並んでいた。
「山形名産のラ・フランス味とスイカ味です。よかったら、おひとつどうぞ」
大正浪漫漂う衣装に身をつつみ、優しく声を掛ける姿につい足を止めてしまう。
ここは、イオン仙台中山店の1階にある「はいからさんのカリーパン」という、山形県尾花沢市にある銀山温泉の有名店「はいからさん通り」のカリーパンを販売している店のようである。
銀山温泉について、ウィキペディアには以下のように記されている。
銀山温泉(ぎんざんおんせん)は、山形県尾花沢市(旧国出羽国、明治以降は羽前国)にある温泉である。
NHK連続テレビ小説『おしん』の舞台となったことで一躍脚光を浴び、全国的にその名を知られることになった。
(中略)
1689年に銀山が閉山した後に温泉宿が建てられはじめて湯治場として賑わったが、1913年の大洪水により温泉街は壊滅した。
その後、地元財界の力で復興し、その時に現在の温泉街の光景が作られた。1925年ごろに「能登屋旅館」の本館が建てられている。
1968年11月19日、国民保養温泉地に指定。奥州街道から10km以上の山奥にあるため長い間秘湯であったが、1983年のドラマ「おしん」のヒットにより全国的に認知された。
1986年に「銀山温泉家並保存条例」を制定して景観整備に努め、1995年度「やまがた景観デザイン賞」(山形経済同友会主催)を受賞した。
出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』<銀山温泉>
銀山温泉の現在のたたずまいは、たしかに大正時代にその原点があるようである。
この銀山温泉にある「はいからさん通り」のカリーパンは有名で、食べたことがある人もいるだろう。
あのパンがここでも売っているのだ。
店の奧の壁には、銀山温泉の宿が建ち並んでいる写真が飾られている。夜景がきれいだね。
近いうちに行って見たいな、そんな思いを膨らませながら、スイカ味のソフトクリームを美味しくいただいた。
食後に珈琲を飲む予定で1階に降りてきたので、ここでいただくことにした。
出てきた珈琲は、思ったよりシンプルであった。
まあ、ここはそういう店ではないのだ。
カリーパンの販売がメインなのだ。
ショッピングセンターの1階は、多くの人で賑わっている。
そんな通りの一角にあるこのような雰囲気の店は、なぜか心が休まるような気がした。
<はいからさんのカリーパン>
住所:〒981-3213 宮城県仙台市泉区南中山1丁目35−40
イオン仙台中山店1階
銀山温泉「はいからさん通り」URL:http://www.meiyuu.com/haikara/
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