2019年02月12日
須賀川の地場産直売所「はたけんぼ」には「食育ソムリエ」がいる!?
「朝つゆに輝く野菜、夕日にきらめく稲穂、みずみずしい作物たちの採れたてのうれしさをそのままに一番近く、 そのままに一番早く、食卓の美味しさにして。 ここは第二の畑と田んぼです。 どうぞお好きなだけ収穫してください。」
須賀川出張の際に立ち寄ったこの直売所は、このように紹介されている。
ほぼ地場産の新鮮な野菜などが手に入る、人気の直売所のようである。
「会員数800名・地場産出荷比率85%を誇る地域と共に歩む直売所」
この直売所は「はたけんぼ」といい、JAの「すかがわ岩瀬地区」の直売所である。
近隣には「あぶくま石川地区」と「しらかわ地区」があり、それぞれ直売所があるようだ。
三カ所の地区を統括しているのが夢みなみ農業協同組合(愛称:JA夢みなみ)で、福島県の中通りの南部地域をカバーしている農協のようである。
広い建物の中には、地元でとれた野菜を初めさまざまな食材がそろえられている。
特に目を引いたのは、この店には「食育ソムリエ」のワッペンを付けた店員がいるようなのだ。
あいにく、短時間の滞在だったためか、確認ができなかったのが残念である。
野菜を売っているコーナーには、ところどころにポスターらしきものが張り出されている。
素材の選び方、調理の方法、保存の方法など、「食」のことならなんでも相談できるようになっている。
農家の人たちが一生懸命に作った野菜を、家庭に届けるだけでなく、食べる人の体に入るまで考えてくれているようだ。
店内を見て歩いていると、奥の方の壁になにやら古いポスターが貼ってあった。
写真では見にくいが「福島県須賀川市は 円谷英二監督の故郷です」と書かれている。
「特撮の神様」円谷英二 との大文字。あのウルトラマンと監督が並んでいる写真が、おおきく貼り出されていた。
さらにその横には「福島県須賀川市は M78星雲 光の国と姉妹都市です。」とのポスターも。
レジを通り抜けたホールに「だんごさし ってな〜に?」の張り紙があった。だんごさし?
張り紙の説明によると、小正月の前日1月14日に、餅を丸めて小枝の先に刺し、そこに色とりどりのふなせんべいをつるして飾る小正月の行事だそうだ。
「豊作祈願」「一家繁栄」「豊かな生活」それぞれ切実な願いである。
出口のドアを出ると、大屋根のある外部に出る。巨大な外部空間である。テーブルやベンチもあり、雨宿りや日陰にもなる。時には何かのイベントが行われるのかもしれない。
このような軒下の空間は、民家の縁側に見られるような、日本的風土の考え方から生まれていると思われる。
出口のドアを出たところに、「豆がら ご自由にお取りください」との看板があり、豆がらが山のように積まれていた。何に使うのはわからない。必要とする人がいるのだろう。不要になった人もいたのだろう。誰かが分けてくれたのかもしれない。
農業の担い手が減少している。高齢化が進んでいる。農業で生計を立てられる家が少なくなっている。
農業がもたらしてくれている恩恵を必要としない人はいないはずである。
JA夢みなみ「はたけんぼ」
住所:福島県須賀川市卸町54
電話番号:0248-73-5261
営業時間:9:00〜18:00
定休日:毎月第一水曜、年末・年始
売り場面積(m2):850
駐車場:179台
参照URL:https://www.ja-yumeminami.or.jp/service/?id=2
最後まで見ていただきありがとうございます。
「ぶらり散歩で」とのタイトルで、散歩での写真を中心に掲載しています。
ぜひこちらもご覧ください。
URL:https://www.katurashima.com
iPhoneアプリでデータ管理のできる体組成計
「キレイになりたい。」20代女性に向けた新ブランド
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8551839
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック