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2015年10月22日

野球賭博報道に思う

巨人・福田聡志投手(32)が野球賭博に関与していた問題で、日本野球機構(NPB)の調査委員会は21日、都内で緊急会見を行い、新たに巨人の松本竜也投手(22)と笠原将生投手(24)も野球賭博を行い、野球賭博常習者と交際していたことを発表。賭博行為や野球賭博常習者との交際を禁じた野球協約第180条違反(1年間または無期の失格処分)に抵触すると判断され、熊崎勝彦コミッショナーに中間報告を行った。


今日のドラフト会議を前に、野球界の根底を揺るがす問題が浮上した。
野球賭博で、巨人の3選手が関与していたと発表された。
こうなると、スポーツ新聞はじめTVのワイドショーなどマスコミは、こぞってプロ野球選手のまわりのことを報道し始めるだろう。まだ野球賭博に関わっている選手やOBなどがいるのではないか。監督・コーチなどスタッフはどうなのか?
日本シリーズを前にして疑心暗鬼の状態が続くかもしれない。
 確かに賭博行為は違法であり、絶対に許されるものではない。
ましてや純粋にスポーツに打ち込む青少年への影響を考えたらその影響は甚大だ。
だが、私が一番言いたいのは、そうした選手たちだけを糾弾するだけでいいのだろうか、ということである。
そこで刑法を調べてみた。

単純賭博罪
刑法185条 賭博をした者は、50万円以下の罰金または科料に処する。
ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。
常習賭博罪
刑法186条 常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。

そしてその刑法186条2項に、こうある
賭博場開張図利罪・博徒結合図利罪
賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、3月以上5年以下の懲役に処せられる。


そう、この
賭博場開張等図利罪(トバクジョウカイチョウトウトリザイ)こそが、問題であろう。

需要があるから供給があるのが世の常とはいえ、いわゆる胴元が諸悪の根源だと言いたい。これを断たなければ問題は解決しないのではなかろうか。

マスコミもプロ野球選手はじめ関係者への取材報道だけではなく、こうした反社会的組織などへの反対キャンペーンをやってほしいものだ。

臭い臭いは元から断たなきゃダメ・・・っていうでしょ!

タグ:野球賭博
posted by seminar1 at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題
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