50代 気が向くママに

私は20才の頃。
ようやくパソコンというのが会社で使用することが一般的になり、家庭ではワープロで年賀状ができるなんてことが一般的になってきてた。
その頃、私は生まれ育った田舎にいた。家が商売をしてたので、いわゆる看板娘だったと自分では思ってる。
この頃、もう少ししっかりしてたら、人生は変わってたかなと思う。

同時は、地元を盛り上げるのに、市と企業ご一体になってお祭りをしてた。そこで盛り上げる一つとして、ミス○○という企画があった。商品は、ハワイ旅行。私が高校を卒業した年ぐらいから始まったと思う。そのお祭りは今でもも続いてるが内容は変わってきてると聞いた。
同時の商工会議所のお偉方から、ミス○○に出て欲しいと言われた。同時の私、自分で言う？と言われるが、確かに綺麗だった。ただそれは田舎にいるからのレベル。都会なら、ずば抜け綺麗とまでは言われないレベルの綺麗だと思う。163センチ48キロとスタイルも良かった。よく声もかけられた。
が、商工会議所のお偉方には、申し訳ありませんとお断りした。近所の同級生が自薦で2年連続で応募してたからだ。もし、もし、私が応募し、ミス○○になったら、その子はどう思う？その子の親は？近所で仲も良かったからこそ、私が応募したら、関係がこじれていくのは予想できる。応募することを知らずなや、会場で会ったなら話は別だけど。
そんなこんなで応募しなかったけど、ハワイには行きたかった心残りではあった。もしかしたら、お見合いの話も沢山きて、私の結婚相手は違ってたかな？（笑）

今は、そんなことがあったと言っても信じてもらえないほど、丸くなって年も取った。

その時自分が応募した彼女。今は亡き人となってる。ステキな旦那さんと早くに結婚したが、なかなか子供に恵まれず、不妊治療をし、ようやく生まれた子供さんがまだ3才の頃癌でこの世を去った。

昨年、年に一度くらい連続があり、食事に行く同級生が美魔女コンテストに出た。昔は、大人しくて、そんなとこに出場するとは思いもしなかった。もちろん自薦。もう驚きしかなかった。
この彼女のおかげで忘れてた、若き日のこと
思い出したのです（笑）