2014年08月15日
おばあちゃんが話してくれた戦時中の体験
高子おばあちゃんが話してくれた戦争の時のお話です。
戦争が終わって50年たっても飛行機を見ると戦争の事を思い出してとても怖かった。
まだ学校に上がる前で、本来なら楽しい子供時代のはずだった。
飛行機雲がズーと伸びていった、その先にキラッと光る小さな機影が見えた。
あっ! 敵機だ!
とうとう、日本の上空にも敵機が来るようになったんだ!
そのころになると、毎日のように警戒警報、空襲警報のサイレンが鳴り響いた。
夜は電燈をつけることができなかった。
どうしても、つける必要のある時は電気のかさのまわりにふろしきを掛けた。
外に、光が漏れないようにするためだ。
ときどき、おまわりさんが玄関を開けて、光が外にもれていると声をかけた。
警戒警報、そして空襲警報!
昼でも、夜でも警報が鳴ると庭に掘ってある防空壕に逃げ込んだ。
わたしは、姉たちと違ってとても戦争がこわかった。
姉たちは小学生だったが、夜も寝間着で寝ていた。
警報が鳴ると、手さぐりで洋服をさがしていつもさわがしかった。
私は、洋服のまま寝るようになった。
毎晩のように、警報が鳴り響くようになった頃には靴まで履いて寝た。
いまでも、ウクライナや中東での戦争の映像をみると子供達のこと
そして、住民のことを考え涙があふれてしまう。
タグ:戦時中 子供
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