ピンピンコロリの「コロリ」ってなにさ？: じいじ放談

2022年04月01日

ピンピンコロリの「コロリ」ってなにさ？

「ピンピンコロリ」とは「病気に苦しむことなく　元気に長生きし　病まずにコロリと死のう」という意味の標語です。

理想ですねぇ。
こういう風に人生を終わりにしたい方も多いのでは？　

ただ　健康寿命と平均寿命の差（不健康期間）が男性で１０年ぐらい　女性で１３年ぐらいあります。
この間　何らかのいわゆる要介護状態となっているわけです（もちろん全員ではありません）。

とここで　はたと気が付いちゃったんですね。
ピンピンでコロリはおかしいやろ

ピンピン＝健康で　コロリ＝・・・・・・・突然死？
健康な人が突然死するか？

突然死とは　
瞬間死あるいは急性症状の発現後24時間以内の死亡で　外因死を除いた自然死のこと。
心臓発作　脳出血　大動脈解離　気管支喘息などが主な原因とされます。
これって　明らかに生活習慣病じゃん！
喘息を除けば　血管の病気ばかり。

う～ん　困りましたねぇ。
生活習慣病は以前は成人病といってて　４０～６０代の働き盛りの人の突然死等の抑制を目的として導入された疾病概念だったんです。
それを　リタイヤした老人までもが実践したもんだから　平均寿命がどんどん延びちまった（これだけが要因ではないですけどね
老人病の代表である「癌」が増えたのも　ここに原因があります。
昔は平均寿命がもっと短くて　癌になる前に亡くなっていたんです。
（癌に関しては　またそのうち書こうっと）

こんなデータがあります。

突然死を希望する人が　65％もいる！

ということは　理想は　見た目も行動も健康そうで　実は血圧や血管に問題を抱えており　いつ心臓発作や脳卒中になってもおかしくない状態なのではないでしょうか。

・僕の友人のお父さん　ゴルフ場でパターをしている最中に倒れてなくなりました。
大好きなゴルフの最中に死ねるなんて　なんて幸せな最後なんでしょう！

・僕の祖母は大変健康で病気らしい病気をしたことがありませんでした。
老衰で亡くなったのですが　何年も寝たきりで　最後のころは　「早く死にたい　早く迎えに来てくれ」といつも言ってました。
・僕の母も健康でしたが　認知症になり　誤嚥性肺炎で入院　意識が戻らないまま２年半寝たきりの末　亡くなりました。
・僕の父は健康オタクでしたが　脳出血で倒れ　その後１年半意識が戻ることなく寝たきりの末　亡くなりました。

う～ん　僕の家系は「ネンネンコロリ」なんだな（汗

あまりにも健康すぎると「ピンピンコロリ」は無理なんじゃないかなぁ。

僕の理想は　「余命」を宣告され　元気なうちに人生の整理をして　最後は多少寝込むかもしんないけど　それほど迷惑をかけずに最後を迎える　です。
ピンネンコロリとでも申しましょうか。
最後がいつか分からないというのが　何とももどかしい。
これからまだ２０年以上も生きる可能性があると考えれば　そんなに無駄遣いもできないしねぇ。

とりあえず　僕は「健康寿命の７３歳」まではガンガンやってやろうと思います。
その後のことは　その時の体と心に相談するということで。
あと・・・９年かぁ　　