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2019年08月30日

あなたの火災保険は大丈夫?地震が起因の被害(含む火災)は火災保険に適用されない!

地震大国と言われる日本は海プレートと陸プレートがぶつかりあう位置にあるため、毎年どこかで震度5強以上の地震が発生し家屋などに甚大な被害をもたらしています。
これら地震が起因で直接、間接を問わず発生した住宅や家財の損壊や火災などの被害に対して火災保険は適用されません。
例え火災や水災であっても地震が起因していれば火災保険の補償適用外となります。
これは地震の性質上、被害が広範囲かつ甚大なため損保会社独自では対応できないことから火災保険の対象外とされ、補完する形で国との連携により、地震が起因する一切の被害に対応する「地震保険」が生まれたものです。
従って、地震による災害に備えるためにはこの地震保険しかありません。
この「地震保険の目的」は、地震被害から当面の生活を支えるためのものということが趣旨のため、火災保険の保険金の50%を上限としています。また、国が関与しているため「地震保険」の地域などによる保険料率などは損保各社によって差はありません。
但し、地震保険は、火災保険とセットでなければならないことになっています。
従って、既に火災保険を掛けられているならばその損保会社に地震保険をセットで申し込むことになります。
このように地震による建物や家財の万一の被害に備えるための地震保険ですが、地震保険の加入率は、年々高まってはいますが未だ全国平均で30%台と低い水準にあります。
加入率キャプチャ地震の.PNG

このため、過去に被害に遭った人たちの多くが大切な住居や家財に甚大な地震被害に見舞われたにもかかわらず火災保険と併せて地震保険をかけていなかったために補償が受けられなかったとのことです。
毎年全国のどこかで地震が発生し、その度に甚大な被害が出ていますが、皆さんの火災保険は、地震保険に対応しているでしょうか?
折しも10月から火災保険の値上げが見込まれており、消費税もアップします。
この機会にご自宅の火災保険をチェックし「地震保険」を付保されているかを確認されることをおすすめします。
なお、地震の場合は建物ばかりでなく、家財なども被害に遭うケースが大半です。
従って、現在、家財補償を付保していなければ合わせて検討されては如何でしょうか?
もし今加入している火災保険に家財補償を付けていなければ、家財補償については他社の損保会社に付保することも可能です。
万が一の時の火災保険です。大きな被害が想定される地震被害に「地震保険」は不可欠ではないでしょうか?

ご参考になれば幸いです。

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