PayPayはどのようにして使うの? PayPayとPayPayカードは別ものなの? PayPayにどんなメリッとがあるの?
など、ペイペイという言葉はよく聞き、目にするが、さっぱり内容が分らないという年配者の方が多いのではないでしょうか?
特に、PayPayポイント制度の仕組みが複雑で理解しづらいのが実際ではないでしょうか?
年配者が理解し易いよう整理してみました。ご参考になれば幸いです。
「PayPay」は、スマホだけで使える電子マネーです。
「PayPay」は、スマホに「PayPayアプリ」をインストールし、アカウント設定後、アプリにお金をチャージすれば支払いに使える決済ツールです。
従って、「PayPayアプリ」は、クレジットカードを持っていない方や未成年者の方でもお金をチャージすれば支払い決済に利用できたり、アプリ間で送金もできるので、仕送りや割り勘などでも使えるので大変便利なんです!
また、PayPayには、クレジットカードの「PayPayカード」もあります。
以下、「PayPay」と「PayPayカード」の違いやそれぞれの特徴、付与されるPayPayポイントのお得な利用方法等をご紹介します。
T.PayPayとPayPayカードの違い
「PayPay」と「PayPayカード」の違いは何ですか?」と問われると、年配者の方だと、「同じじゃないの?」と答える方が多いのではないでしょうか?
PayPayに「カード」が付いているだけですから、「PayPayカード」と「PayPay」は違うんだということの説明を受けていないと分らないですよね!
1.PayPayは電子マネー、PayPayカードはクレジットカード
「PayPay」はスマホアプリを介して現金代わりに支払いに使える電子マネー、「PayPayカード」は、後払い決済のクレジットカードです。
1)PayPay(ペイペイ)は電子マネー
「PayPay」は、スマホの「PayPayアプリ」に登録したQRコードやバーコードを提示して、PayPay加盟店やPayPay公式ストアにて1円単位で支払いに使える電子マネーです。
従って、「PayPay」には、カードのような実物はなく、スマホアプリが支払いのツールになります。
(1)PayPayの特徴とメリット
PayPayは、事前にチャージした「残高」での支払いと、PayPay後払い(8月1日より「クレジット」に名称変更)による支払いの2方法が選択できます。
PayPayによる支払いのメリッとは、以下の点です。
@利用できる店舗が多い
A「PayPay」の「残高」支払い額には「0.5%」のPayPayポイントが、「PayPay後払い」支払い額には、「1%」のPayPayポイントが付与されます。
Bお得なクーポンが毎週のように発行される
C友人間での送金に使えるので、割り勘にも使えます
D「請求書払い」をコンビニに行かずに決済できる
(2)PayPayのチャージ方法
「PayPay」へのチャージには以下のような方法があります。
なお、チャージにはPayPayポイントは付与されません。
従って、例えPayPayカードからチャージしても、PayPayポイントの付与には繋がりません!
◎PayPayへのチャージ方法
「PayPay」へのチャージには以下の方法があります。
- PayPayカード
※「PayPay」にチャージできるクレジットカードは「PayPayカード」のみで、他のクレジットからはチャージできません! - 銀行口座
- 現金(セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMの利用)
- ヤフオク!・PayPayフリマの売上金
- ソフトバンクまたはワイモバイルまとめて支払い
(3)「PayPay」とクレジットカードの違い
PayPayとクレジットカードの違いを表にすると下表となります。
PayPay | クレジットカード | |
決済時期 | キャッシュ払い | 後払い |
支払い方法 | ・スマホアプリ読み取り | ・カード(読み取り) ・スマホアプリ読み取り |
分割払 | 不可 | 可能 |
個人間送金 | 可能 | 不可 |
1回利用限度額 | 小さい | 大きい |
(4)PayPayアプリにクレジットカードを登録すればクレジット払いもできる
PayPayアプリにクレジットカードを登録すれば、クレジットカードによる支払いもできます。
PayPayアプリに登録できるクレジットカードは、国際ブランドではVISAかastercardに限定されますが、「PayPayカード」のみJCBも登録できます。
なお、PayPayでクレジット払いにした場合、PayPayポイントは付与されません。(クレジット発行会社のポイントは適用されます。)
従って、PayPayカードを登録してクレジット払いにしても、直接的には、PayPayポイントは付与されません!(PayPayカード会社がPayPayポイントを1%付与します)
但し、PayPayカード払いの支払い額は、「PayPayステップ」の「PayPay支払い」にカウントされます。※
※クレジットカード払いは、「PayPay支払い特典」の対象外となっているため、PayPayに登録して支払っても「PayPay支払い特典」としてのPayPayポイントはもらえませんが、唯一例外となるクレジットカードがPayPayカードです。 |
2)「PayPayカード」(ペイペイカード)はクレジットカード
「PayPayカード」は、クレジットカード加盟店で利用できるクレジットカードです。
「PayPayカード」は、プラスチック製のカードが発行され、カードを使って支払いができます。
また、カードがなくてもECサイトなどで仮想クレジットカードとして使えるバーチャルカードもあります。
プラスチック製の「PayPayカード」は、国際ブランドのクレジットカードとして世界中の国や地域で利用できます。
(1)「PayPayカード」の特徴とメリット
◎PayPayカードの特徴
項目 | 説明 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA/JCB/MasterCard |
基本還元率 | 利用金額200円(税込)ごとに1% |
ポイント | 「PayPayポイント」 |
締め日・引き落とし日 | 月末締め・翌月27日払い |
◎PayPayカードのメリット
- 年会費が永年無料
- PayPayポイントが貯まる。利用額200円(税込)につき1%のPayPayポイントが付与される
- Yahoo!ショッピングとLOHACOでは5.0%の高還元率ポイントが還元される
- PayPayカードからPayPayへのチャージする場合は、チャージ金額の1.0%が還元される
(2)PayPayカードをPayPayアプリに登録して利用する方法
PayPayカードは、PayPayアプリに登録して利用できますが、利用方法には、以下のものがあります。
@PayPayへのチャージを「PayPayカード」から行なう
A「PayPayの後払い」の支払いを「PayPayカード」で行なう
BPayPayアプリに登録した「PayPayカード」によるクレジット払いを行なう
@PayPayへのチャージに「PayPayカード」を登録
「PayPay」へのチャージにPayPayカードが登録できます。
但し、チャージにポイントは還元されません。
また、登録できるクレジットカードは「PayPayカード」のみです。
なお、チャージした金額については、PayPayカード会社ではPayPayポイント1%が付与されます。
A「PayPay後払い」に「PayPayカード」を設定
「PayPay後払い」(8月1日より「クレジット」に名称変更)についての詳細は後述しますが、「PayPay後払い」による支払い代金は、「PayPayカード」又は「PayPayカード ゴールド」の口座から引き落としされます。
「PayPay後払い」の場合、支払い額に1%のPayPayポイントが付与されます。
また、PayPayステップの適用対象になります。
BPayPayアプリに登録すればPayPayカード払いができる⇒おすすめできません!
PayPayアプリにPayPayカードを登録してPayPayカード(クレジット)払いができますが、PayPayアプリを介してのPayPayカード払いは、「PayPayステップ」の算定対象外となります。
従って、PayPayアプリでPayPayカードを利用する場合は、「PayPay後払い」(8月1日より「クレジット」に名称変更)がおすすめです。
(3)「PayPayカード」のカード番号等は会員専用サイトで確認できる
PayPayカードは、セキュリティー向上のため、カード番号等を記載しておりませんが、PayPayカードの会員専用サイトで確認できます。
◎カード番号等の確認方法
カード番号等の確認方法は、会員専用サイトの会員メニューにある[カード番号・ご利用可能額]をクリックすれば確認できます。
また、顧客向けの各種サービス情報・お知らせ等は、「PayPayカードサービスサイト」で見ることができます。
(4)「ヤフーカード」は「PayPayカード」に名称変更
@「Yahoo!カード」は「PayPayカード」の前身カードです
PayPayカードはYahoo!カードの後継クレジットカードで、2022年4月より、PayPayカードが順次郵送で自宅に届けられます。
PayPayカードが手元にくればヤフーカードは使用できなくなります。
従って、お持ちのヤフーカードは、券面の有効期限にかかわらず、PayPayカードが届いた翌々月末に利用が停止されますので、ヤフーカードはハサミを入れて破棄してください。
下のような説明がネットで見受けられますが、混乱させるだけです。
PayPayカードがヤフーカードと異なるのは、PayPayへのチャージ&利用の還元率が1.0%加算される点です。 |
Aカード変更に伴い有効期限が変わるので公共料金等の登録変更が必要です
なお、ヤフーカードからPayPayカードに変わることにより、カードの有効期限が変わるため、ヤフーカードで登録している「公共料金のお支払い」「サブスクリプション(定額制サービス)契約」「各種ショッピングサイトでのお支払い手続き」等の変更が必要になります。
お忘れなく!
2.PayPayの後払い制度:PayPayあと払い
1)「PayPayあと払い」制度とは
「PayPay」は、本来事前にチャージした金額の中で支払うのが前提ですが、「PayPayあと払い」制度により、PayPayアプリの「あと払い」を使えば、当月に支払った利用代金を、PayPayカードで支払った利用料金と併せて翌月の口座から引き落とせるというものです。
翌月一回払いなら手数料もかからないため、「PayPay」の残高を気にせずに利用できるため利便性が高まりました。
2)PayPayあと払いの表記は「クレジット」表記に変更
なお、2023年8月1日(火)より、PayPayアプリでの「あと払い」表記は、「クレジット」に変更されます。
つまり、「PayPayあと払い」表記は、下記の通り、「クレジット」表記に変更されます。
従って、「PayPay」に事前にチャージした金額で支払う場合は、「残高」を選択し、PayPayカードで支払う場合は、「クレジット」を選択することになります。
3.「PayPayポイント」の付与制度について
「PayPay」や「PayPayカード」で店舗やネットサービスの支払いを行なうと「PayPayポイント」が付与されます。
「PayPayポイント」は、前身の「※PayPayボーナス」と同様に、PayPay加盟店での決済時に1ポイントを1円相当で利用できます。
また、「PayPayポイント」は、PayPayユーザー間での送金や譲渡、銀行口座への出金には利用できません。しかし、有効期限はありません。
※「PayPayボーナス」は「PayPayポイント」に名称が変更されました。 従来、「PayPay」や「ヤフーカード」の利用特典として付与されていた「PayPayボーナス」は、2022年4月1日から「PayPayポイント」に名称が変更されました。 ヤフーも同時に、「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」「ヤフオク!」「PayPayフリマ」などで付与されていた「PayPayボーナス」を「PayPayポイント」に変更しました。 |
1)「PayPayポイント」は、1ポイント1円として使える
「PayPayポイント」は、「PayPay」の残高に登録され、1ポイント1円として実質的なお金として使えます。
2)「PayPayポイント」の付与制度(基本還元率)
PayPayやPayPayカードのいずれかで支払い決済をすると、基本還元率として0.5%〜最大1.5%のPayPayポイントが還元されます。
(1)「PayPayの残高」での支払い額には「0.5%」
「PayPay」で支払った場合、支払った金額の「0.5%」相当の「PayPayポイント」が、原則として支払いの翌日から起算して30日後に付与されます。
なお、PayPayに「PayPayカード」でチャージした場合、直接的にはPayPayポイントは付与されませんが、PayPayカードでの引き落としの際には、チャージ金額の1.0%のPayPayポイントが付与されます。
従って、PayPayで支払った時に付与される0.5%のポイント付与分を合わせると最大1.5%が還元されることになります。
(2)「PayPay後払い」での支払い額には、「1%」
「PayPayあと払い」で支払った場合、支払った金額の「1%」相当の「PayPayポイント」が、原則として支払いの翌日から起算して30日後に付与されます。
なお、PayPayアプリにクレジットカードを登録すれば、クレジットカード払いができますが、クレジット払いにはPayPayポイントが付与されません。(但し、PayPayカード会社がPayPayポイントを1%付与します)
また、PayPayカード払いの支払い額は、PayPayステップの「PayPay支払い」にカウントされます。※
※クレジットカード払いは、「PayPay支払い特典」の対象外となっているため、PayPayに登録して支払っても「PayPay支払い特典」としてのPayPayポイントはもらえませんが、唯一例外となるクレジットカードがPayPayカードです。 |
(3)PayPayカードでの支払い額には「1%」又は「1.5%」
PayPayアプリを使わずプラスチックカードを提示して支払った場合には、次のPayPayポイントがPayPayカード会社から原則として支払いの翌月15日前後に「PayPayポイント」が付与されます。
※PayPayとPayPayカードは別会社です
・PayPayカードでの支払い額には、「1%」
・PayPayカードゴールドでの支払い額には、「1.5%」
(4)ポイントアップ制度「PayPayステップ」
「PayPayポイント」には、1ヶ月間のPayPayの利用回数と利用総額によって、ポイント還元率を高められるいろいろな特典制度やキャンペーン等があります。
その中心をなすのが、「PayPayステップ」というPayPay多利用奨励特典制度です。
◎「PayPayステップ」とは
「PayPayステップ」とは、前月1ヶ月間のPayPay決済やヤフーグループサービスの利用が下記の「達成条件」をクリアすれば、当月の「支払時」に高いポイント還元率が適用されるよいう仕組みです。
2022年12月1日から、「PayPayステップ」の達成条件が新たに変更になり、通常のPayPay決済では「0.5%」の還元ですが、条件をクリアすると、「翌月の支払時」に「1%」が加算され最大「1.5%」の還元率になります。
◎「PayPayステップ」の達成条件
月間(毎月1日〜末日まで)に、次の2要件を達成することが条件となります。
@「PayPay払い」や「PayPayカード」、「PayPayカードゴールド」等での支払いにおいて、200円以上の支払いが30回以上あること。
A「PayPay払い」や「PayPayカード」、「PayPayカード ゴールド」等の支払い合計額が10万円以上であること。
◎達成した場合の翌月支払時に適用されるPayPayポイント還元率
前月(1日〜末日まで)に「PayPayステップ」の達成条件がクリアされると、当月(1日12:00〜翌々月1日11:59)の支払時に、基本の還元率0.5%と合わせて最大1.5%のポイント還元率が適用されます。
・「PayPay残高払い」での支払い200円毎に最大1%(基本0.5%+条件達成0.5%)のPayPayポイントが付与されます。 ・「PayPayあと払い」での支払い200円毎に最大1.5%(基本1%+条件達成0.5%)のPayPayポイントが付与されます。 なお、PayPayカードゴールドを後払いに登録の場合は、最大2%(基本1%+条件達成0.5%+ゴールド特典0.5%)となります。 |
◎「PayPay支払い特典」の対象となる支払い方法
なお、「PayPay支払い特典」の対象となるのは、以下の支払いです。
・PayPayあと払い
・PayPay残高払い
・PayPayアプリを介したPayPayカード払い
U.最後に
ペイペイと言う言葉はよく聞きますが、年配者には、内容を理解されている方は少ないのではないでしょうか?
PayPayって何?PayPayカードとは違うの?
スマホで店舗やネットショップの支払いができるというが、簡単に使いこなせるの?
使うことでどんなメリットがあるの?
など、年配者にが理解し易いよう整理しました。
PayPayが身近に感じられるようになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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