前日に息子になりすまして電話で自宅にお金の所在を確認した上で、強盗に入りお金を奪った上怪我までさせた事件。
これほどアポ電強盗や、オレオレ詐欺が相次いでおり、ニュースやテレビ番組などで頻繁に注意が呼び掛けられているにもかかわらず再発を繰り返しているのが不思議なほどですが、一人老人、それも女性が被害に遭ってます。
これらの詐欺犯罪者にとって、一人住まいの高齢女性ほど狙いやすいと考えているのではないでしょうか?
いずれも電話を使って息子や身内になりすまし言葉巧みな話術で騙して押し入る手口です。
顔の見えない電話を使った卑劣な犯罪です。「電話での接触」が事件の発端になるのです!
電話対応さえしなければ済んだのです!
老人は、かかってきた電話に丁寧に応対しなければという意識があるうえ、誰かからの連絡(特に息子や身内からの電話)を心のどこかで待っているところがあるので騙されやすいところがあると思われます。
ですから、知らない番号からかかってきた電話には絶対に応対すべきではありません。
一人住まいの高齢女性から被害を防ぐには、「犯罪者からの電話に一切関わらないようにする」ことが最大の防犯対策となります。
このため、家の固定電話を「未登録番号着信拒否」の設定にするべきです。
老人は、誰かからの連絡を心のどこかで待っているようなところがあるので、この「未登録番号着信拒否設定」を「不安視」しがちです。
しかし、身内や知り合い以外の電話には、ほとんど必要のある電話はないはずです。むしろ、不必要な売込みや勧誘などが大半のはずです。
身内や関係者は、「アポ電強盗」などの被害に合わせない為に、固定電話の「未登録番号着信拒否設定」をご指導ください!
電話設定をする方法
「登録者以外拒否設定」及び「非通知電話・ファックス拒否設定」の対応ができるようにするためには、
@NTTのナンバー・ディスプレイに加入していること
Aナンバー・ディスプレイに対応したディスプレイがつき着信拒否機能が付いた電話機であること
必要です。
「ナンバー・ディスプレイ」とは、NTTのオプションサービスの1つで、電話をかけてきた相手の電話番号を、電話機のディスプレイに表示させるというものです。電話機に登録してある電話番号からの場合は、誰からかかってきた電話なのか音声で知らせてくれます。しかし、相手が非通知でかけてきた場合には、相手の電話番号は表示されません。
「ナンバー・ディスプレイ」を利用するには、NTT(116通話料無料)への申し込みが必要です。(初回の工事費と月額利用料が必要。工事費は2,000円、毎月の使用料は400円がかかります。
なお、「拒否設定」の仕方は、電話機の説明をご覧ください。少し煩わしいのは電話登録する作業ですが、せいぜい100件以内に収まると思いますのでますので若い身内の方が入力してあげてください!
どうか一人住まい高齢女性がいる身内や関係者は、「アポ電強盗」の被害に合わせないために、固定電話の「未登録番号着信拒否」の設定をご指導ください!
最後になりますが、「自分でできる「長期間留守時の防犯対策」」をご参考に願います!
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