「元号が変わりキャッシュカードが使えなくなる」と、まことしやかな嘘の口上で高齢者からカードをだまし取る詐欺事件が高齢者を標的に相次いでいます。
宮城や埼玉などでは、市職員を名乗る男から「改元でカード更新しないと現金が引き出せなくなる」、「過払いの保険金があるので使っている銀行を教えてほしい。元号が変わるので手続きが必要だ」などの電話があり、その後自宅を訪れた男にカードを渡し現金100万円など引き出されたというものです。
この「改元便乗詐欺」は、「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」と同様に「電話を使った詐欺」です。
電話で言葉巧みに、高齢者を騙しカードなどを奪う卑劣な犯罪です。
「電話での接触」が事件の発端になるのです!
従って、こういった被害を防ぐためには、「犯罪者からの電話には一切関わらないようにする」ことが最大の防犯対策となります。
このため、家の固定電話を「未登録番号着信拒否設定※」にして「電話での接触」を避けるべきです。strong>
※「未登録番号着信拒否設定」は、相手には「恐れ入りますがこの電話はおつなぎできません。」とメッセージが流れる。
実家に高齢の親がおられる方は、被害に合わせない為に、固定電話の「未登録番号着信拒否設定」をしてあげてください!
固定電話がNTTの場合であれば、「登録者以外拒否設定」をするためには、
@NTTのナンバー・ディスプレイに加入していること(NTT116への申し込み)
※「ナンバー・ディスプレイ」は、NTTのオプションサービスで、電話をかけてきた相手の電話番号を、電 話機のディスプレイに表示させるものです。
Aナンバー・ディスプレイに対応したディスプレイがつき着信拒否機能が付いた電話機であること
が必要です。
なお、NTT以外の通信会社の場合はそちらに問い合わせてください。
繰り返しますが、する必要のない電話に応対することこそが被害を受けるもとになるのです。どうか高齢者の身内の方や関係者は、このような被害にあわせないために、固定電話の「未登録番号着信拒否設定」の必要性を説得し手伝ってあげてください!
併せて、 「「アポ電強盗」対策は、固定電話を「登録者以外拒否」に設定でOK!」もご覧ください!
追記:「自分でできる「長期間留守時の防犯対策」」もご参考に願います!