2014年11月20日
ミャンマーの旅13
ニャウンウーでの2日目を迎えた。朝食を取って、町へと出かけてみたが町が小さいので1日も掛からないが川へ行ってみた。のどかで、川もゆっくりと流れている。時間もあるので、遺跡でも描いてみたが、絵を書く事にした。絵を描いて1時間もすると現地の子供達が物珍しそうに寄ってきたので言葉が通じない中でジェスチャーをしながら遊んでみたが結構楽しかった。日本の都会の子供達と違い、テレビゲームなどに没頭しているのではなくて、そこには貧しいながらでも目が輝いている裸足の子供達が元気に遊びまわっていた。その光景に、日本は恵まれているが何かを失っていたものを見つける事が出来た。それは人間のありのままの姿であり、いつしか日本には「心」「人」と言うものが無くなっていったのではないだろうか。散歩がてらに出かけた外で、こんな大事な事を忘れてしまっていた自分が情けなくも思えてきた。絵も描き終わり市場へと足を伸ばしたが、朝一に行かないと活気がないみたいで閉まっている所が多かったので、宿へと帰った。
宿にチェックインした時にいた日本人の男性が、何にもないニャウンウーで長く滞在しているのは、ここにはストレスもなくてミャンマー人がスレテいないからだと話してくれた。その意味を十分に理解が出来た。外人を見てボッタくる行為が、ここでは存在しなかったのである。日本人や欧米人を見つけるとボッタくるのは当たり前なのだが、その行為がない所は旅をしていて初めてだったので、自分もニャウンウーの町に魅力を持ち好きになった。