2014年11月19日
ミャンマーの旅12
まずはバイタクの兄ちゃんとの交渉から始まった。こういう交渉は当たり前になっていたので苦に思わなかったが、あっさりと1日3ドルと言われたのには拍子抜けした。最低5ドルは取ると思っていたが、ミャンマーでボッタくると言う行為が氾濫している訳ではなかった。バイク3台でバガン遺跡に向かい20分ほどで入口に着いたのに入場料など無し。勝手に見ることが出来るが、バガンの遺跡は至る所に点々としており、バイタクの兄ちゃんが眺めの良いスポットや大きい遺跡を案内してくれた。自分はペンと手帳を持っていたので、遺跡の絵を描いてみた。これが結構楽しくて飽きなかった。見事に絵は完成出来たが中々個性のある絵になった。バイタクの兄ちゃんは、次に行こうと言うまで待っていてくれるので助かる。昼近くになってくると、さすがに暑くなってきたが、遺跡巡りは終わりにしなかった。アンコールワットに比べるとバガン遺跡は劣るが、なぜかバガン遺跡に愛着が出てくる。それは、内戦や反乱で遺跡が壊されたりしてなく保存状態がいいからなのであろう。昼飯も食べずに夕方まで遺跡を見続けた。宿に戻ると、さすがにお腹が空いたので宿の前にある食堂に入った。バックパッカー御用達の店なのか分からないが、日本食も置いてあり、カツ丼と書いてある。ハンバーガーからカツ丼まで種類は豊富であり、値段もリーズナブルで味はまあまあであったが、こんな僻地で日本食が食べれる事に感謝でもあった。夜は宿のバルコニーで宿泊している人と話をして、その日を終えた。
ミャンマーの旅11
早朝にバガンに到着したが、まだ4時半。眠気と意外な事に肌寒く安宿のある町まで距離があった。偶然、ロバに荷台を引かせているオジサンに出くわして、ニャウンウーの町まで乗せてもらう事にした。もちろん有料だが数十円で行ってくれたので大変助かった。ロバに引かれて行く事、30分でニャウンウーに到着した。朝日が出てきて幾分寒さもなくなってきた。
オジサンは1軒の安宿の前で自分達を降ろしてくれたが、立派な宿で安宿とは思えなかった。中から店主が出てきて、1泊朝食付きで3ドルを提示してきたので泊まる事に決めた。早朝にも関わらず、チェックインをされてくれて部屋は綺麗でエアコン付。最高のバガンを楽しめそうで良かった。2時間ほど睡眠して朝食の時間になった。テラスでパン・コーヒー・フルーツと美味しく頂いた。宿から遺跡までは、どうやらバイクタクシーを使わないといけないらしいが、これはアンコール・ワットで体験したので承知の上の事だった。宿には、日本人男性が1人泊まっていたので情報も、その人から得る事が出来た。
その人はバガンに1週間ほど滞在しているらしく、遺跡は見尽くしたのでノンビリとニャウンウーの町で過ごしているらしいが、ほとんどやる事や行く所がないので飽きてきているようだった。ここは寒暖の差が激しくて日中は35℃以上になり、夜は15℃以下まで下がるらしく、夜は良く眠れるとの事だが、折角エアコンが付いている宿に泊まれたのに、勿体ない感じがした。ヤンゴンと違って田舎ではあるが停電が、ほとんどなく電力の供給はいいらしい。
宿の前にはバイクタクシーの兄ちゃん達が集まってきたので、早速交渉してバガンの遺跡に出かける事にした。