『sv1〜sv1999サーバー』ハードウェアの大幅増強および最新サーバー環境への移行(2017年11月告知)
新サーバー移行後、本記事の内容は不要です。うまく動作しなくなる可能性があります。
すでにSIRIUSの.htaccessに記載されている方は、suPHP_ConfigPath、AddHandler、FCGIWrapperの記載をコメントアウト、または削除してください。
エックスサーバーはとても快適に使えるサーバーとして評価されています。
SIRIUSの上位版を使ってHTMLサイトをアップロードして、iPhoneで確認するとエラーになります。
「>アクセスしようとしたページは表示できませんでした。」
500 Internal Server Error
パソコンからEdge/Chrome/Safari/FireFoxでアクセスすると正常に表示されます。
そのため見逃しがちになりやすいエックスサーバー特有の現象です。
エックスサーバーでSIRIUSサイト(iPhone)は500サーバエラーになりがちの理由
SIRIUSでiPhoneサイト(スマホ向け)を一緒に出力することができます。PC向けとスマホ向けでURLを同一にする方法(自動振り分け)があり、よく使います。
URLを同一にする方法は、.htaccessとredirect.phpで実現されています。
どちらもSIRIUSが出力するファイルです。
ここで、エックスサーバー特有の環境設定が問題になってきます。
エックスサーバーはデフォルトで.htaccessに以下記述があります。
suPHP_ConfigPath /home/アカウント/ドメイン/xserver_php/
AddHandler fcgid-script .php .phps
FCGIWrapper "/home/アカウント/ドメイン/xserver_php/php-cgi" .php
FCGIWrapper "/home/アカウント/ドメイン/xserver_php/php-cgi" .phps
これら設定はエックスサーバーでPHPを動かすために必須の設定です。
SIRIUSで何も考えずに作ったサイトをアップロードすることで、このデフォルトの.htaccessの記載がなくなってしまいます。
iPhoneからアクセスするとredirect.phpを実行しようとしますが、PHPを動かすための環境設定が消えているので、動きません。
その結果、500 Internal Server Errorが発生しています。
エックスサーバーでSIRIUSサイト(iPhone)は500サーバエラーを修正する2つの方法
500 サーバーエラーになっていると気がついたら、手早く修正したいと思います。そのため、SIRIUS不要で修正する一時しのぎの方法と、SIRIUSを使って根本的な修正をする方法の2つをご紹介します。
時間がない時に直す、一時しのぎの方法
- 1)エックスサーバーのサーバーパネルにログインします
https://www.xserver.ne.jp/login_server.php - 2)ホームページの「PHP Ver.切替」を選びます
- 3)エラーになっているドメインを探して「選択する」をクリックします。
- 4)変更後のバージョンを(非推奨)以外のバージョンに切り替えます。
- 5)「PHPバージョン切替」(確認)をクリックします。
- 6)「PHPバージョン切替」(確定)をクリックします。
これでPHPを動かすための必須設定が再設定できます。
「PHPバージョン切替」(確定)で.htaccessにPHPの記載を追記します。
SIRIUSで追加された.htaccessは有効になっているので、そのままスマホ表示できます。
根本的な修正方法
根本的に修正するためには、SIRIUSを立ち上げて、.htaccessファイルの設定を行います。
これを設定することで、スマホ表示できないってことがなくなります。
エックサーバーで複数のドメインの修正がある方は、1つ1つサイトを修正する必要があります。
- 1)SIRIUSを立ち上げて、修正対象のエックサーバーのサイトを選びます。
- 2)メイン画面のホーム「サイトオプション」を選びます。
- 3)サイトオプション画面から.htaccess設定を選びます。
- 4).htaccess上部に以下を設定します。アカウント、パスはご自身の環境に合わせて編集してください。
suPHP_ConfigPath /home/アカウント/ドメイン/xserver_php/
- 5)続けて.haccess下部に以下を設定します。アカウント、パスはご自身の環境に合わせて編集してください。
AddHandler fcgid-script .php .phps
FCGIWrapper "/home/アカウント/ドメイン/xserver_php/php-cgi" .php
FCGIWrapper "/home/アカウント/ドメイン/xserver_php/php-cgi" .phps - 6)OKボタンをクリックして、サイト生成後、.htaccessファイルをアップロードしてください。
お疲れ様です。これで根本的な修正は完了です。
複数サイトがある方は、続けて修正しておくと焦らずに済みます
500 Internal Server Errorが発生する要因
エックスサーバーで500 Internal Server Errorに出会う場面は少ないです。
phpやplなどプログラムを動作させるタイミングで発生する場合は、パーミッションに起因することが多いです。
chmodでパーミッションを変更したことがあるなら、実行権を付与します。
chmod 755 ファイル or ディレクトリで与えることができます。
これ以外のパターンでは、.htaccessにまつわるミスです。Internal Server Errorを引き起こします。
スペルミスや文字コード(UTF-8)、未対応のモジュール、要因は様々あるので、コメントアウトしながらエラーの発生要因を特定します。
.htaccessにエックスサーバーのPHP必須設定がないのにPHPを動かそうとしている
.htaccessの記載にミスがある
最近編集した記憶があるなら、その場所を一旦コメントアウト(行頭に#)してみてください。
.htaccessの記載方法は、複数行で成立するパターンもあるので、ブロック単位でコメントアウトしてください。
.htaccessに対応していないモジュールの記載がある[ifModlueが使われていない]
エックスサーバーは多くのモジュールが使えるので発生しにくい現象ですね。
どこかの情報からコピペしたものがあるなら、一旦コメントアウトして原因の箇所を特定していきます。
.htaccessの記載方法は、複数行で成立するパターンもあるので、ブロック単位でコメントアウトしてください。
SIRIUSって何?
SIRIUS(シリウス)は、ワードプレスのように記事を書くだけでHTMLサイトが作成できるWindowsプログラムです。ワードプレスとの違いは、純粋なHTMLサイトが作れるところです。
買い切りのプログラムなのですが、メンテナンスは継続していて、非定期に無料でバージョンアップしています。
ワードプレスの最大のデメリットご存知でしょうか?
ワードプレスは無料です。無料テーマ、有料テーマでデザインも思い通りにできます。さらに有料・無料のプラグインで必要な機能を追加できます。日々バージョンアップも行われていてセキュリティも万全です。
このようにワードプレスは、最強のツールの1つです。
PHPプログラムを実行させるコストが発生するのが最大のデメリットです。
キャッシュ系プラグインを導入することで速度が改善します。
URL指定でアクセスが来たら、そのまま対応するページを応答するHTMLサイトは単純なファイル応答です。
一方、ワードプレスは、URL指定でアクセスが来ても、index.phpが動作するようになっています。(.htaccess)一通りのワードプレスコア部分のPHPファイルを実行後、ようやくプラグイン、テーマの処理が実行されます。
応答するまでに1秒以上かかってしまうサーバもあります。
HTMLサイトであれば、指定ファイルをHTTPレスポンスとして応答するだけなので、最小限のコストです。
=>ワードプレスサイトは、サーバー選びが大切!
=>HTMLサイトは、低スペックなサーバーでもそこそこ動く!
ワードプレス実行コストは、同時アクセス数に跳ね返って来ます。指定URLアクセスを受け取ってから応答するまでの時間が長ければ長いほどCPUコスト、メモリ使用量が跳ね上がってしまいます。
HTMLサイトをいざ作ろう!と思うと結構大変です。
どのあたりが大変か、全てのHTMLファイルに同じメニューを配置したり、記事の一覧を適切に配置したり、CSSをカスタマイズしたり、綺麗なデザインのテンプレートを探したり・・・とHTMLエディタに慣れていても結構手間がかかってしまいます。
SIRIUSはこの辺りの手間を一切省いてくれます。
SIRIUSは、通常版(18,800円)と上位版(24,800円)があります。
上位版はスマホ(iPhone)サイトに対応した専用ページを出力してくれます。SEO関連機能が充実していて、これだけでも結構上位表示できたりするので、先を見据えるなら上位版の方がお得だと思います。
上位版は、レスポンシブではない通常テンプレートでもiPhone表示できるので結構使っています。
iPhone(スマホ)の時だけ、画像のサイズを変更して軽くすることも設定できます。iPhoneってなっていますが、実際には、iPhone/iPod/Android/Windows Phone/BlackBerryなどがiPhone表示になります。
モバイルファーストの現在には必須の機能だと思ってます。
それでも、SIRIUSには1パターン21種のレスポンシブ対応テンプレートが付いているので通常版でもスマホ対応できます。
公式サイト:【上位版】次世代型サイト作成システム「SIRIUS」
エックスサーバーはオススメなの?
レンタルサーバーの中で、オススメ上位で紹介されるエックスサーバーは、格安プランX10でも月900円の費用が発生します。もっと安いサーバーがたくさんあるのになぜ?って思いました。
少なくとも1、2つとレンタルサーバーを使ってみるとおすすめしている理由がわかって来ます。
さくらインターネットのスタンダート、ロリポップ!のスタンダードプラン、お名前共用サーバー(SD-11)は、サーバーの応答時間が 200 ミリ秒以上のサーバーの応答を改善する指摘を受けます。(Google PageSpeed Insights)
【より月額の高い、高スペックなプランを選ぶと違うのかもしれません。】
こればかりは、ユーザー側で手も足も出ない指摘なので、仕方がないって諦めるしかないです。
エックスサーバーは、この指摘を受けません。同じようなワードプレスサイトを作っても、指摘を受けません。
使ってみて初めて、
おすすめしているのはみんな満足しているからおすすめしたいんだってことがわかりました。
サーバー選びで失敗しないのがエックスサーバーってことです。
- 初期費用0円(2022年8月4日に撤廃)
- 安定したサイト運営が可能(CPU/メモリ リソース保証 6コア/8GB〜)
- 契約中は独自ドメインつき 独自ドメイン永久無料特典があります
- 最大10日間無料で、サーバーのお試し利用ができます
- ディスクキャッシュも高速 NVMe SSDを採用(300GB〜)
- 大量アクセスでも安心 転送量は無制限
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・suPHP_ConfigPath
また以下設定も不要です。こちらの設定はあってもなくても動作するようです。コメントアウトがオススメです。
・AddHandler fcgid-script .php .phps
・FCGIWrapper "パス/xserver_php/php-cgi" .php
・FCGIWrapper "パス/xserver_php/php-cgi" .phps