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ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年07月20日

二百三話 お題:鰓(水中にすむ動物の呼吸器官) 縛り:なし

 職場の同僚から聞いた話である。

彼と一緒に昼食を食べた際、何気なく今までにゾッとした経験ってあるかい、と聞いたところ、
「最近のことだけど、鯵を三枚におろした時、ゾッとしたよ」
 と彼は言った。私が冗談で包丁で指を切り落としそうになったのか、と聞くと、
「いや、鯵の頭を落として三角コーナーに入れたら、何か金属がぶつかるような音がしたんだ。それで三角コーナーの中を調べてみたら」
 彼が別れた恋人に渡した家の合鍵が入っていたという。
「鍵は真っ二つになってたから、多分鯵の左右の鰓にそれぞれ仕込んであったんじゃないかな」
 私が、どうしてそれが自分の部屋の合鍵だとわかったんだ、と聞くと、
「あぁ、鍵の頭のところにマジックで今でも愛してるって前の彼女の署名入りで書かれてたんだよ。それに字が明らかに前の彼女の字だったしな」
 彼は今、別れた恋人が次に何をしてくるか警戒しながら生活しているという。

posted by ペン牛 at 10:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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