アフィリエイト広告を利用しています
ファン
Facebook                         スポンサードリンク
検索
<< 2016年10月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新記事
最新コメント
カテゴリーアーカイブ
タグクラウド
プロフィール
ペン牛さんの画像
ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


にほんブログ村 小説ブログ ホラー・怪奇小説へ
にほんブログ村                      
オカルト・ホラー小説 ブログランキングへ                                                   スポンサードリンク                                                                           

広告

posted by fanblog

2016年06月23日

百七十六話 お題:性差(男女の性別による違い) 縛り:動力(物事の活動の元となる力)、発会(会を発足させること)、屈託(くよくよすること)、スラッガー(野球で強打者のこと)

 近所の女の子の話である。

彼女は生まれつき異常なほど運動神経がよかった。彼女は小学三年生の時にリトルリーグに入り、エース兼スラッガーとして活躍した。体格にも恵まれた彼女は中学、高校と野球を続け、将来女性プロ野球選手になるんだといつも屈託なく笑っていた。そんな彼女は周囲からも応援され、彼女を女性プロ野球選手にするための後援会が発会するほどだった。しかし、彼女はチームメイトからは応援されなかった。それどころか常に嫌がらせを受けていたという。年齢が上がるにつれ、嫌がらせのひどさも増していったそうなのだが、それでも彼女は負けることなく、いつも屈託なく笑っていた。だがある日限界が来た。彼女は肘を故障し、ボールが投げられなくなった。チームメイト達はそれを聞いて彼女のことを散々馬鹿にしたという。彼女はいつも浮かべている屈託のない笑顔のまま、チームメイト達の頭をバットで割っていったそうだ。彼女はそれ以降まるで動力が切れたかのように一切のものに興味を示さなくなり、家に閉じこもっていつまでも一人笑うだけになってしまったという。

posted by ペン牛 at 13:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5184936
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。