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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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posted by fanblog

2016年06月07日

百六十話 お題:寒気(病気による発熱や恐怖感、嫌悪感などのために、不愉快な寒さを感じること) 縛り:夜想曲(主としてピアノのための、夜の情緒を表す叙情的な楽曲)、失敗(物事をやりそこなうこと)、破傷風(破傷風菌によって起こる重い感染症)

 姉から聞いた話である。

姉はピアノの才能があり、外国に留学してピアノを勉強していたのだが、
「指導してくれた先生がすごく気持ちの悪い先生でね。私の家には悪魔に教えてもらった夜想曲が代々伝わっているんだ、とか言ってくるの」
 その夜想曲というのは弾けば手を壊してしまいかねない難曲で、失敗せずに弾ければ弾いた人間が死んでほしいと望む人間が死に、失敗すれば弾いた本人が死ぬのだという。
「この夜想曲はありとあらゆる方法で人を殺す、人の手や事故、癌や破傷風などの病気で死ぬこともある、だったかなぁ。その先生、自分が悪魔の夜想曲を弾けたから嫌いな人が死んでくれたって本気で思い込んでるみたいだったから、一応話に相槌は打ってたけど、その間ずっと寒気がしてたよ」
 なおそのピアノの先生だが、自宅でピアノを弾いている時に亡くなったという。弾いていたピアノの譜面台には異様に古い楽譜が置いてあり、楽譜に書かれていたのはクラシックのどの曲でもない、難解で精緻な曲だったそうだ。

posted by ペン牛 at 12:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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