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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年04月09日

百一話 お題:ダンクショット(ボールをバスケットの上から叩き込むシュート) 縛り:破邪(邪義や邪道を破ること)、摘まみ洗い(布や衣服などの汚れた部分だけをつまんで洗うこと)

 弟のバスケの試合を応援しに行った時のことである。

弟は非常に神経質で、お気に入りの服の汚れたところをいつまでも摘まみ洗いしているようなやつなのだが、バスケの試合になると打って変わって激しいプレイを行い、ダンクショットを決めることも珍しいことではなかった。その日の試合でも弟は活躍しており、私が座っている席の周りから弟のことをほめる声がチラホラと聞こえてきたのだが、その中に妙なものが交ざっていた。
「あの子すごいねー、自分では気づいてないだろうけど才能あるよ。悪いものがバンバン弾け飛んでる。まぁ歩くだけで祓う方法もあるし、ダンクの方が見た目はわかりやすいよね。差し詰め破邪のダンクってところかな。どうする? 今度スカウトしてみる?」
 声のした方を見てみると、そこには普通の外見の女性がいた。女性は隣の男性に話しかけていたようで、そちらも外見にこれといった特徴はなかった。二人はしばらくの間試合を眺めていたが、突然立ち上がり、私の方に来て、
「「後ほどご挨拶に伺いますから、よろしくお願いしますね、お兄さん」」
 そう私に言って立ち去った。試合の方は弟のチームの勝利で終わったが、私はと言えば二人の言ったご挨拶という言葉の意味が気になって気になって、とても喜ぶどころではなかった。

posted by ペン牛 at 14:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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