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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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posted by fanblog

2016年04月03日

九十五話 お題:扱き下ろす(欠点などを殊更に指摘してひどくけなす) 縛り:サボテン(サボテン科の植物の総称)、占い(人の運勢、物事の吉凶、将来の成り行きを判断したり予言すること)、胎盤(胎児と母親の体を繋ぐ盤状の器官)

 知り合いの女性の話である。

彼女はいわゆるクレーマーで、特に有料の占いに対して文句をつけるのが大好きなのだそうだ。
「こっちは高いお金払ってるんだから、文句ぐらい聞いてもらわなきゃ。どうせ占いなんて当たらないんだし」
 その日も彼女は占い師のところに出向き、好き放題に文句を言っていた。占い師は気難しそうな男性だったが、彼女の文句を黙って聞いた後、
「本当はやりたくないんですが」
 と言って一旦その場を離れ、不気味な形のサボテンと包丁を持って戻ってくると、サボテンの皮を剥いて食べ、また占いを始めた。男性は一言、
「人間の胎盤を食べれば授かりますよ」
 と彼女に言った。
「もうびっくりしちゃって。だって私その占い師の人に不妊治療してること言ってないんだもの」
 占ってもらった後彼女は藁にもすがる思いで中国まで行き、そこで人間の胎盤料理を食べてきたという。
「そしたら本当に子供ができてね。もうあの人には一生頭上がらないから、文句は別の占い師のところで言うことにしたの」
 それでも文句は言うのか、と心の中で思ったが、何を言っても無駄そうなので黙っておくことにした。

posted by ペン牛 at 12:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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