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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年01月03日

四話 お題:海苔(アサクサノリを紙のようにすいて干した食品) 縛り:結果( ある原因や行いから生じた結末や状態)

 学生の頃の話だ。


ほったらかしにしておいた海苔を処分するため、握り飯を作ってそれに巻いて食べることにした。食べてみるとどうも食感がおかしい。しけたにしても妙だな、と思いながら噛んでいると、口の中で海苔がほどけて動き出した。驚いて大半は飲み込んでしまったが、わずかに口の中に残っていたものを吐き出すと、髪のように細い何かが尺取虫のように体を伸び縮みさせていた。トイレで胃の中のものを全て吐き出した後部屋に戻ると、海苔に化けていた何かはどこにもいなかった。貧乏学生で引っ越す金もなかった俺はその部屋に住み続け、食べた結果体のどこかに異常が出るということもなかったのだが、ただ以前と比べて明らかに傷の治りが早くなったように思う。俺の体の中で、あの黒くて細い何ものかが蠢いて傷を継いでいるのを想像すると、時折無性に、自分の体を片っ端から切り開きたくなる。


posted by ペン牛 at 12:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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