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ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年03月26日

八十七話 お題:腐れ縁(離れようとしても離れられない関係) 縛り:変える(物事を以前と違った状態や内容にする)

 女友達の話である。


彼女にはくっついたり離れたりを繰り返している恋人がいるのだが、ある時いよいよ恋人の性格の悪さに耐え切れなくなり、通っているアロマテラピーのセラピストに思い切り愚痴を言ってしまったのだという。セラピストは彼女の愚痴を黙って聞いた後に、
「本当はやっちゃいけないことなんだけど、どうしても辛いなら試す?」
 と言ってきた。困り果てていた彼女はその本当はやっちゃいけないことに飛びついた。その内容は意外なほど簡単なもので、特別な香油を対象の人が寝ている時にその人の鼻の下に塗り、こういう人になってほしいという要望を耳元で囁くだけだという。彼女はすぐにそれを恋人に試し、結果恋人の性格は明らかに変わった。味を占めた彼女は恋人の性格をどんどん自分好みに改造していったのだが、
「私気づいちゃったの。もうこれ彼氏じゃなくて違う人だ、って。元の性格が完全になくなるぐらい性格を変えたから、確かに私の好みにはなったけど、それでも」
 私が、元の性格がなくなるぐらい人の性格を変えてしまったらそれは殺したのと大差ないんじゃないか、と言うと彼女はうつむいて何も言わなくなってしまった。なお彼女が行った方法で人の性格を変えた場合、元に戻す手段はないそうである。

posted by ペン牛 at 12:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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