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2020年12月01日

依存から始まる心の不調。発達障害という病名が生み出す本当の病。

依存から始まる心の不調。発達障害という病名が生み出す本当の病。

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 断薬後にずっと長く続く不調の原因は『心の病の延長』です。そもそも心の病というものは、『病気』ではありません。
 と語るのは、家庭問題・心理・断薬カウンセラー工藤史惠さんです。

 工藤さんがカウンセラーとして関わってらっしゃる相談は、『断薬のご相談』『断薬のアドバイス』ということになっているが、実は一番多い内容は、「断薬したい」という相談ではなく、『すでに断薬は果たしている。でもしばらく経っても体調がなかなか戻らない』という相談なのだとか。
つまり、精神病院に行くほどの心の病になってしまった問題の根本的解決ができていないので、そこから脱することができないということ。


 誤解して欲しくないのは、その人に出ている症状を否定しているのではなく、症状とは出る必要があるから出ているものであり、病気だから出ているものではないという理解が必要。


 自分が分かっている心理のもっともっと奥深く、深層心理の部分でその病気が必要で、自ら病人という立場を選んでいる。これが心の病のメカニズムです。

 そして精神薬を断薬しても、元々精神科に通うようになるほど体調を崩してしまった原因、薬漬けになってしまった原因に気づかないと、今度は『後遺症』というものにしがみつき、いつまで経っても具合がよくならない、社会復帰ができないということになってしまう。

 この根本的原因に気づけると、何年も苦しんだ人が3ヶ月〜半年で別人のようになってしまい、気づくと働きだしてしまっているという嬉しい驚きがある。


『依存』という言葉を辞書で引くと「他のものによりかかり、それによって成り立つこと」と書かれています。

 依存自体は多かれ少なかれ、どんな人でも何かにしていると思います。
 でも、心の病になってしまう人、薬漬けになってしまう人はみんな極度な依存体質です。
 薬漬けになった人はたまたま病院や病気、薬に依存しただけ。
 ギャンブル依存も買い物依存も、そして恋愛依存も、依存する対象が違っただけで、実は全てが同じです。


 そういう『依存』というものを生み出すのはどうしてか?
 その原因は『生まれ持った性格 + 育ってきた環境』これだけでしかありません。
 育ってきた環境で満たされないものが大き過ぎた。それを大人になっても無意識のうちに埋めようとして埋められるものを探して歩く。

 その、埋められるものが依存するものなのです。
 しかし、ほんとうの意味で満たされることはないので、苦しみ続ける訳です。

 さて、精神科につきましては、病名という落とし穴があると工藤さんはおっしゃいます。
 たとえば、『精神科で診断される病気』『精神薬が必要な病気』と聞いて連想する病名とは?


 うつ病・統合失調症・パニック障害・不安障害・摂食障害・不眠症(睡眠障害)・双極性障害・起立性障害・人格障害・発達障害……
 等まぁ、色々なものがあります。

 ここにいくつか並んだ病名を見て、もう、おかしいなと思いませんか?

 最初のうつ病、統合失調症を覗いて、その後ろにあるものすべて『○○障害』という名前がついています。
 『○○病』ではなく『○○障害』です。

 因みに、障害という言葉を辞書で引いてみると「正常な進行や活動の妨げとなるもの」と書いてあります。
つまり、妨げとなるものなだけであって、病気ではないですね?


 たとえば、「発達障害」という病気があります。しかしそもそも、この発達障害って一体何なのでしょうか?

 ここにも『障害』という言葉がついていますから、前述の理屈で言うと『発達の妨げになるもの』です。
 それだったら発達障害って病気ですか? 薬で治るものですか?
  

 工藤さんは2018年まで、カウンセリング業の傍ら、2年半の間、地元のソロバン塾の講師をしていたそうです。そのときに出会った子ども達の話。

 そこに通って来ていた何人もの子が、学校から発達障害の疑いがあるからと病院に行くことを勧められていたとこのとでした。

 確かに、学校側から勧められたその子たちは、個性が強いです。でも、55分もある授業中、ずっと座っていられるんです。学校から「病院に行って診てもらって」と言われている子たちは、どの子も私から見たら全く病気ではなかった、と工藤さんはおっしゃる。

 だって、薬を飲んでいなくてももっと落ち着きのない子はたくさんいましたからね(笑)と。


 お子さんが病人になるかならないかは親御さんの意識の差。

 同じような症状でも、病院に行く子・行かない子、病気として扱われる子・扱われない子は、周囲の環境によって大きく異なってきます。

 学校に言われても「ん〜。確かに落ち着きがないんですけれどね〜。でもこの子、生まれたときからそうだし、そういう子なんですよね〜」と笑って済ませてしまえるかどうか。

 結局、子どもをどう育てたいか、親子でどう向き合っていくか。
 


 つまり、病名がマーケティングであるということは、内海先生はもちろんのこと、有名な精神薬を作っている製薬会社の人や、有名な海外の医師なども口にしていたりするそうです。

 たとえば、神経質な親御さんに対して「あなたの子どもは病気かもしれません。その病気のせいで他人にも迷惑を掛けてしまうのですよ。でも薬を飲ませれば、今困っている症状は抑えられ、他人に迷惑を掛けることもなくなります」そう言えば、迷わず病院に行かせることには成功するでしょう。

 発達障害ビジネスとはそういうものです。

 決して、子どもに「障害?」と思われるような症状がないと言っているわけではありません。どうしても集団に入れない子、異常に落ち着きのない子はいます。

 でもそれは薬で治せるもですか?生まれつきのとても強い個性・特性なのに、薬で何ができますか?


 最後に工藤さんは「精神薬」について、このようにおっしゃっています。

 それでも、もし、親御さんが薬を飲ませると決めるのであれば、それすら全て受け入れる覚悟を持って飲ませる決断をして欲しいのです。断薬には強い覚悟が必要ですが、子どもに薬を飲ませることにも強い覚悟が必要だということを知って欲しいのです。

 何も考えずに、学校が言ったから、医師が言ったから、と周囲のせいにすることだけはしないよう、もっと学んで、じっくり考えて、自分と相談して、覚悟を持って、子どもと家族の未来を考えて行って欲しいと願います。

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田舎で完全予約制の鍼灸院をやってます。 田舎とは言っても、車で30分くらいでイオンもあり(田舎じゃん!)、バスは一日に数本あり(超! 田舎じゃん!)、でも、JRの駅が徒歩圏内(ま、はいはいって感じ)にあります。
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