2020年11月24日
運動による発熱で健康を維持。がん細胞は体温39度以上で死滅し、35度未満で増殖する。
運動による発熱で健康を維持。がん細胞は体温39度以上で死滅し、35度未満で増殖する。
低体温が何故問題なのか。ひとつは、免疫を低下させるからです。
人間は元々、基礎代謝といった内臓や呼吸筋などから、36度程度の体温は維持できるような恒常性が備わっています。ですが、例えばストレスで交感神経が異常緊張し、血管が収縮することで血流量が落ち、体温が低くなることで、免疫が落ちることは多々みられます。
と語ってくださるのは、武道家・代替療法家の神田真澄さん。
神田さんは、日本古来から伝わる大宇宙・大自然の摂理である古神道、そして伝統医療の考えから、それぞれの核を集大成して創案した、古に在った最も古くて、そして現代に新ためて再興する、氣の武道・明光武道を伝えていらっしゃいます。
さて、そういう免疫低下状態を避けるためにも、普段から運動で筋肉量を増やし、発熱を増やすことで体温を上げる状態を予備しておくことが重要なのだそうです。
免疫細胞が活発に活動するためには、高い体温(温度)が必要であり、これは恒温動物の高度な仕組みを働かせて健康を保つ大事な要因なのです。
最適な体温は深部体温(体内・内臓温度)が37度以上(最適37.2度)。
いわゆる表皮体温(体温計など)で言うと36〜37(36.5)度が理想とされている。
ちなみにがん細胞は39度以上で死滅しますし、逆に35度未満で増殖します。
これは、癌細胞が低体温が好きだからということではなく、免疫細胞の活性化とも関係あるものと思われます。
しかし、運動がいいからと、また体温が高いのならと勘違いして、過度な運動し過ぎると、これは逆に身体を害します。
一つは活性酸素の過剰発生です。ご存知の通りこれは自らの身体を老化させることになります。
もう一つが、体温が高くなり過ぎる(41度以上)と、エネルギーを作る細胞小器官”ミトコンドリア”が活動できなくなって、呼吸酵素であるチトクロームという物質を細胞質へ放出してしまい、その細胞を死滅させてしまうからです。
そこでご紹介くださったのが。
ミトコンドリアの多い赤筋、ピンク筋を中心に鍛えることができる効率の高い運動法スクワットです。
この運動は、人の身体の中で一番大きい筋肉群である下半身、特に大腿筋「太もも」を鍛えることでトコンドリアは圧倒的に増やすことが出来ます。
さらには、この大腿筋を使う運動は脳に影響が大きい(筑波大の征矢教授の研究から)ともされ、しかも裸足で実践することにより、末端の指等使用することで脳を刺激することから抹消の血流も促進する相乗効果もあるとされているとか。
それでは、運動法をご紹介いただきます。
◎武道式スクワット
(1)基本姿勢:足を肩幅くらいに開き、仙骨を立てる。手の甲を上にして脇にボール一個分ほどのスペースを空けて掌底を下にして、臍下丹田の高さに据える。
(2)足は全て地面につけたまま、踵重心でゆっくりと曲げていく。そのままま進めて、曲げ切らない箇所で
(3)足を地面につけたまま、爪先重心に移動させて、ゆっくりと今度は持ち上げる。持ち上げて、足が伸び切らない状態で
(4)また同じ位置(踵重心)に戻して、スクワットを繰り返す。
最初は15回ほどを目処に実践。慣れてきたら、回数を増やして50回を目標に行う。ほんの数分で畳一畳あればできる筋運動です。(拙著に写真掲載されてますので、興味ある方はご覧ください。セミナーや講習会では実践します。)
◎メカニズム
(1)上のように、スクワットを開始して、屈伸しても曲げ切らず、伸ばしても真っ直ぐ立たないことで、血流を抑制する状態を作り出します。
(2)それが継続状態となると、下半身(太もも)の筋肉群は、血液から酸素をもらえずに酸欠状態になり、筋肉が疲労状態となります。
(3)そのことで、筋肉から乳酸が放出されてそれが血液に溶け流れ、脳へ達します。
(4)脳は、その乳酸に反応して、下半身の筋肉が重労働のため疲労していると思い込み、それを援助するためにホルモンを分泌させます。
(5)そのホルモンが「成長ホルモン」です。このホルモンは
・筋肉のエサとなる中性脂肪を分解させます。(脂肪分解)
・筋肉群を増強させる。(ミトコンドリアの多い筋肉群を強化)
・細胞を再蘇生させる。(お肌がツルツルに!)
などの働きをします。この働きこそが、”若返りホルモン”とも言われる所以です。
(6)第二の心臓とも言われる大腿筋(太もも)を中心とした筋肉群を刺激し続けることで、心臓を援助する(つまりW心臓)ことになり全身に血流が十分に行き渡すことができます。
巷では体幹運動等(ピラティスなど)の流行りをよく耳にしますが、西洋的に筋肉を部分的に鍛えるのではなく、全身の筋肉の繋がりを持たせて、一つの身体として行うことに意義があります。
つまり全身のバランスです。
部分的な筋力の強化は、あくまでもリハビリ的な要素であり、健康な身体を創る上では、全身を繋げてバランスよく筋肉を鍛えることが重要なのです。
これには、感覚的に「なるほど」と思う前に「当たり前だよな」と感じます。腹筋だけを鍛えるとか、自分の気になっている部分だけを鍛えることの奇妙さ。筋肉は身体全体で相互作用があります。鍼灸で言えば、全身に経絡が通っております。その一部のみを鍛えたら、氣の流れ、血流にも変化が生じ、いずれ何らかの弊害が表れるだろうな、ということは「なんとなく」分かります。
感覚的に「変だな」と感じることは大抵合ってます。生きている間に普通に食事していたら食べる筈のない量の栄養素を日常的にサプリメントとして身体に入れることも然りです。
低体温が何故問題なのか。ひとつは、免疫を低下させるからです。
人間は元々、基礎代謝といった内臓や呼吸筋などから、36度程度の体温は維持できるような恒常性が備わっています。ですが、例えばストレスで交感神経が異常緊張し、血管が収縮することで血流量が落ち、体温が低くなることで、免疫が落ちることは多々みられます。
と語ってくださるのは、武道家・代替療法家の神田真澄さん。
神田さんは、日本古来から伝わる大宇宙・大自然の摂理である古神道、そして伝統医療の考えから、それぞれの核を集大成して創案した、古に在った最も古くて、そして現代に新ためて再興する、氣の武道・明光武道を伝えていらっしゃいます。
さて、そういう免疫低下状態を避けるためにも、普段から運動で筋肉量を増やし、発熱を増やすことで体温を上げる状態を予備しておくことが重要なのだそうです。
免疫細胞が活発に活動するためには、高い体温(温度)が必要であり、これは恒温動物の高度な仕組みを働かせて健康を保つ大事な要因なのです。
最適な体温は深部体温(体内・内臓温度)が37度以上(最適37.2度)。
いわゆる表皮体温(体温計など)で言うと36〜37(36.5)度が理想とされている。
ちなみにがん細胞は39度以上で死滅しますし、逆に35度未満で増殖します。
これは、癌細胞が低体温が好きだからということではなく、免疫細胞の活性化とも関係あるものと思われます。
しかし、運動がいいからと、また体温が高いのならと勘違いして、過度な運動し過ぎると、これは逆に身体を害します。
一つは活性酸素の過剰発生です。ご存知の通りこれは自らの身体を老化させることになります。
もう一つが、体温が高くなり過ぎる(41度以上)と、エネルギーを作る細胞小器官”ミトコンドリア”が活動できなくなって、呼吸酵素であるチトクロームという物質を細胞質へ放出してしまい、その細胞を死滅させてしまうからです。
そこでご紹介くださったのが。
ミトコンドリアの多い赤筋、ピンク筋を中心に鍛えることができる効率の高い運動法スクワットです。
この運動は、人の身体の中で一番大きい筋肉群である下半身、特に大腿筋「太もも」を鍛えることでトコンドリアは圧倒的に増やすことが出来ます。
さらには、この大腿筋を使う運動は脳に影響が大きい(筑波大の征矢教授の研究から)ともされ、しかも裸足で実践することにより、末端の指等使用することで脳を刺激することから抹消の血流も促進する相乗効果もあるとされているとか。
それでは、運動法をご紹介いただきます。
◎武道式スクワット
(1)基本姿勢:足を肩幅くらいに開き、仙骨を立てる。手の甲を上にして脇にボール一個分ほどのスペースを空けて掌底を下にして、臍下丹田の高さに据える。
(2)足は全て地面につけたまま、踵重心でゆっくりと曲げていく。そのままま進めて、曲げ切らない箇所で
(3)足を地面につけたまま、爪先重心に移動させて、ゆっくりと今度は持ち上げる。持ち上げて、足が伸び切らない状態で
(4)また同じ位置(踵重心)に戻して、スクワットを繰り返す。
最初は15回ほどを目処に実践。慣れてきたら、回数を増やして50回を目標に行う。ほんの数分で畳一畳あればできる筋運動です。(拙著に写真掲載されてますので、興味ある方はご覧ください。セミナーや講習会では実践します。)
◎メカニズム
(1)上のように、スクワットを開始して、屈伸しても曲げ切らず、伸ばしても真っ直ぐ立たないことで、血流を抑制する状態を作り出します。
(2)それが継続状態となると、下半身(太もも)の筋肉群は、血液から酸素をもらえずに酸欠状態になり、筋肉が疲労状態となります。
(3)そのことで、筋肉から乳酸が放出されてそれが血液に溶け流れ、脳へ達します。
(4)脳は、その乳酸に反応して、下半身の筋肉が重労働のため疲労していると思い込み、それを援助するためにホルモンを分泌させます。
(5)そのホルモンが「成長ホルモン」です。このホルモンは
・筋肉のエサとなる中性脂肪を分解させます。(脂肪分解)
・筋肉群を増強させる。(ミトコンドリアの多い筋肉群を強化)
・細胞を再蘇生させる。(お肌がツルツルに!)
などの働きをします。この働きこそが、”若返りホルモン”とも言われる所以です。
(6)第二の心臓とも言われる大腿筋(太もも)を中心とした筋肉群を刺激し続けることで、心臓を援助する(つまりW心臓)ことになり全身に血流が十分に行き渡すことができます。
巷では体幹運動等(ピラティスなど)の流行りをよく耳にしますが、西洋的に筋肉を部分的に鍛えるのではなく、全身の筋肉の繋がりを持たせて、一つの身体として行うことに意義があります。
つまり全身のバランスです。
部分的な筋力の強化は、あくまでもリハビリ的な要素であり、健康な身体を創る上では、全身を繋げてバランスよく筋肉を鍛えることが重要なのです。
これには、感覚的に「なるほど」と思う前に「当たり前だよな」と感じます。腹筋だけを鍛えるとか、自分の気になっている部分だけを鍛えることの奇妙さ。筋肉は身体全体で相互作用があります。鍼灸で言えば、全身に経絡が通っております。その一部のみを鍛えたら、氣の流れ、血流にも変化が生じ、いずれ何らかの弊害が表れるだろうな、ということは「なんとなく」分かります。
感覚的に「変だな」と感じることは大抵合ってます。生きている間に普通に食事していたら食べる筈のない量の栄養素を日常的にサプリメントとして身体に入れることも然りです。
posted by 朱鷺(shuro) at 10:17| 健康・美容・予防医学