2020年11月18日
百匹目の猿現象 〜Hundredth Monkey Effect, Hundredth Monkey Phenomenon
百匹目の猿現象
〜Hundredth Monkey Effect, Hundredth Monkey Phenomenon
「100匹目の猿現象」は、イギリスの生物学者であるライアル・ワトソンの創作ではあるが、科学的な事実である。
このように断言された論文を発見した。似たようなことを考えて科学的根拠を探していたので、この論文は興味深かった。
この著者は「100匹目の猿現象」と類似の現象が実際に発生しうるのかどうかを検証するため、シェルドレイクの仮説を紹介し、実例を挙げている。
シェルドレイクの仮説とは。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シェルドレイクの仮説とは、イギリスの元ケンブリッジ大学フェロー、生物学者、超心理学者のルパート・シェルドレイクが唱えた仮説である。形態形成場仮説、モルフォジェネティク・フィールド仮説とも言う。
この仮説は以下のような内容からなる。
1、あらゆるシステムの形態は、過去に存在した同じような形態の影響を受けて、過去と同じような形態を継承する(時間的相関関係)。
2、離れた場所に起こった一方の出来事が、他方の出来事に影響する(空間的相関関係)。
3、形態のみならず、行動パターンも共鳴する。
4、これらは「形の場」による「形の共鳴」と呼ばれるプロセスによって起こる。
簡単に言えば、「直接的な接触が無くても、ある人や物に起きたことが他の人や物に伝播する」とする仮説である。この仮説について、シェルドレイクは、記憶や 経験は、脳ではなく、天空というか宇宙のどこかにサーバのようなもの保存されており、 脳は単なる受信機に過ぎずない、と説明している。
まず、この論文では帰趨本能では説明できない「ロッキー山脈を越えて主人を探し当てた猫」という不思議な話をあげている。カリフォルニアからオクラホマへ引っ越してしまった飼い主を追って猫のシュガーはロッキー山脈を超え、2400キロの旅の末、元の飼い主を捜しあてたというのだ。
それから、入院中の飼い主の病室にやってきた鳩の話がある。
この著者は言う。
『飼い主の宇宙的な霊魂が発する波動と シュガーが発する波動はとも共振を起こすので,共振波動がやってくる方向に向かって進んで行けば良いのである。
「波動の共振」には強弱があるので、弱い場合は人間はそれを受信することはできない。しかし、猫や鳩は独特の進化を遂げており、弱い波動でも受信できる独特の能力を持っている。猫や鳩は人間の「願い」や「祈り」を理解することができる。』
また、ブラシーボ効果では説明のつかない医学的事実として「祈り」を挙げている。
村上和雄の著書「人は何のために<祈る>のか」(2010年12月,詳伝社)に『最近、アメリカの病院で,大変興味ある実験が行われました。新病患者393人による実験で,他人に祈られた患者はそうでない患者よりも人工呼吸器,抗生物質,透析の 使用率が少ないということがわかりました。しかも、西海岸にあるこの病院に近いグルー プからの祈りも,遠く離れた東海岸側からの祈りも,同様に効果がありました。そして、これらの患者は祈られていることすら知らなかったのです。距離を超えて,他の人のため に祈ることが有効だとすると,この祈りは単なるブラシーボ効果では説明がつきませ ん。』ということが書かれている。
「祈ることでストレスが解消されている」という事実は確かにあると思う。そもそも日本人は古来より周囲に八百万の神がいて、祈ることが日常の中に普通に組み込まれてきたと思うのだ。朝、太陽に手を合わせ、水の神様、山の神様に感謝をする。漁の無事を祈り、豊作を祈る。
瞑想と祈りのメカニズムは同じだという。
なるほど、と納得した。
信仰のある人が穏やかに生きられるのは、「祈り」の効果もあるのかも知れない。
それから「シンクロニシティ」について。これは単に昔から好きな言葉だったのだが、ウィキペディア(Wikipedia)に寄ると、シンクロニシティ(英語:synchronicity)とは、ユングが提唱した概念で「意味のある偶然の一致」を指し、日本語では「共時性」「同時性」「同時発生」と訳されるそうだ。例えば、虫の知らせのようなもので因果関係がない2つの事象が、類似性と近接性を持つことであり、ユングはこれを「非因果的連関の原理」と呼んだ。
産土神社鑑定士の真壁辰郎氏がこんなことをおっしゃっていました。
『龍は私たちが暮らす次元と神界を行き来できる存在です。
私たちの暮らす次元に現れたとき龍には磁気のようなものがありますからそれに引き寄せられるように雲が感応することになります。
それが形となって私たちが目にすることができるのが龍雲です。』
その他、雲はいろいろなものを表しているという。それで雲を眺めたとき、ふと考えたことがある。
地球は「生命体」であろう、と。
そして、更に考えた。
「生命体」としての範囲はどこまでであろうか、と。つまり、どこまでというのは、地表面までなのか、大気圏までなのか、ということだ。
そして、「地球」という「生命体」の範囲に、他の生き物も入っているのだろうか、という疑問を抱いた。
草木やそこに生きる動物たち、そして人間も地球という生命体の一部なのだろうか。そして、切り離せない大気はどうだろう。地球にとって住んでいる動物たちは、そうか! 人間にとっては、肌に住む微生物や胃腸に棲息している細菌叢と同じなんだ、と突然思った。
人間は、見た目や病原菌への恐怖などを理由に、共生している細菌が喜ばない生活をしている。過度な清潔志向に寄って細菌叢が乱れても気付くことはあんまりない。それと同じ。地球が特に浄化を意識しなくても太陽系の他の惑星との関係やそれに寄って引き起こされる嵐や地震や気象の変動など、そういう地球に住んでいる生命にとって迷惑で深刻な被害も、地球にとっては単なる日常生活に過ぎないのではないか。
人間と共存している細菌叢を大事にするように、地球に我々寄生生物を大事にしてもらいたいのなら。
この共時性、シンクロニシティ、百匹目の猿現象を使い、今からでも日本を良い方向へ導いていくことは不可能ではないのでは? と思い至った。
これが正解だというマニュアルもなく前例もない今、方法は分からないが、それはその人それぞれで良いのではないだろうか。地球も世界も日本も、そして個人個人が心地良いと思える方向へ進めることが出来るのならば。
そういえば、シェルドレイクの仮説に関しては、テレビで行った公開実験などの記録もあるそうだ。
日本テレビで放映されたシェルドレイクの仮説の実験(2000年11月11日)。
飼い主とペットの双方をカメラで追跡。仕事の関係で帰宅時間が不規則であるが、飼い主が帰宅を開始すると、ペットが玄関に移動して出迎えるなどの様子を放映した、というものだという。
〜Hundredth Monkey Effect, Hundredth Monkey Phenomenon
「100匹目の猿現象」は、イギリスの生物学者であるライアル・ワトソンの創作ではあるが、科学的な事実である。
このように断言された論文を発見した。似たようなことを考えて科学的根拠を探していたので、この論文は興味深かった。
この著者は「100匹目の猿現象」と類似の現象が実際に発生しうるのかどうかを検証するため、シェルドレイクの仮説を紹介し、実例を挙げている。
シェルドレイクの仮説とは。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シェルドレイクの仮説とは、イギリスの元ケンブリッジ大学フェロー、生物学者、超心理学者のルパート・シェルドレイクが唱えた仮説である。形態形成場仮説、モルフォジェネティク・フィールド仮説とも言う。
この仮説は以下のような内容からなる。
1、あらゆるシステムの形態は、過去に存在した同じような形態の影響を受けて、過去と同じような形態を継承する(時間的相関関係)。
2、離れた場所に起こった一方の出来事が、他方の出来事に影響する(空間的相関関係)。
3、形態のみならず、行動パターンも共鳴する。
4、これらは「形の場」による「形の共鳴」と呼ばれるプロセスによって起こる。
簡単に言えば、「直接的な接触が無くても、ある人や物に起きたことが他の人や物に伝播する」とする仮説である。この仮説について、シェルドレイクは、記憶や 経験は、脳ではなく、天空というか宇宙のどこかにサーバのようなもの保存されており、 脳は単なる受信機に過ぎずない、と説明している。
まず、この論文では帰趨本能では説明できない「ロッキー山脈を越えて主人を探し当てた猫」という不思議な話をあげている。カリフォルニアからオクラホマへ引っ越してしまった飼い主を追って猫のシュガーはロッキー山脈を超え、2400キロの旅の末、元の飼い主を捜しあてたというのだ。
それから、入院中の飼い主の病室にやってきた鳩の話がある。
この著者は言う。
『飼い主の宇宙的な霊魂が発する波動と シュガーが発する波動はとも共振を起こすので,共振波動がやってくる方向に向かって進んで行けば良いのである。
「波動の共振」には強弱があるので、弱い場合は人間はそれを受信することはできない。しかし、猫や鳩は独特の進化を遂げており、弱い波動でも受信できる独特の能力を持っている。猫や鳩は人間の「願い」や「祈り」を理解することができる。』
また、ブラシーボ効果では説明のつかない医学的事実として「祈り」を挙げている。
村上和雄の著書「人は何のために<祈る>のか」(2010年12月,詳伝社)に『最近、アメリカの病院で,大変興味ある実験が行われました。新病患者393人による実験で,他人に祈られた患者はそうでない患者よりも人工呼吸器,抗生物質,透析の 使用率が少ないということがわかりました。しかも、西海岸にあるこの病院に近いグルー プからの祈りも,遠く離れた東海岸側からの祈りも,同様に効果がありました。そして、これらの患者は祈られていることすら知らなかったのです。距離を超えて,他の人のため に祈ることが有効だとすると,この祈りは単なるブラシーボ効果では説明がつきませ ん。』ということが書かれている。
「祈ることでストレスが解消されている」という事実は確かにあると思う。そもそも日本人は古来より周囲に八百万の神がいて、祈ることが日常の中に普通に組み込まれてきたと思うのだ。朝、太陽に手を合わせ、水の神様、山の神様に感謝をする。漁の無事を祈り、豊作を祈る。
瞑想と祈りのメカニズムは同じだという。
なるほど、と納得した。
信仰のある人が穏やかに生きられるのは、「祈り」の効果もあるのかも知れない。
それから「シンクロニシティ」について。これは単に昔から好きな言葉だったのだが、ウィキペディア(Wikipedia)に寄ると、シンクロニシティ(英語:synchronicity)とは、ユングが提唱した概念で「意味のある偶然の一致」を指し、日本語では「共時性」「同時性」「同時発生」と訳されるそうだ。例えば、虫の知らせのようなもので因果関係がない2つの事象が、類似性と近接性を持つことであり、ユングはこれを「非因果的連関の原理」と呼んだ。
産土神社鑑定士の真壁辰郎氏がこんなことをおっしゃっていました。
『龍は私たちが暮らす次元と神界を行き来できる存在です。
私たちの暮らす次元に現れたとき龍には磁気のようなものがありますからそれに引き寄せられるように雲が感応することになります。
それが形となって私たちが目にすることができるのが龍雲です。』
その他、雲はいろいろなものを表しているという。それで雲を眺めたとき、ふと考えたことがある。
地球は「生命体」であろう、と。
そして、更に考えた。
「生命体」としての範囲はどこまでであろうか、と。つまり、どこまでというのは、地表面までなのか、大気圏までなのか、ということだ。
そして、「地球」という「生命体」の範囲に、他の生き物も入っているのだろうか、という疑問を抱いた。
草木やそこに生きる動物たち、そして人間も地球という生命体の一部なのだろうか。そして、切り離せない大気はどうだろう。地球にとって住んでいる動物たちは、そうか! 人間にとっては、肌に住む微生物や胃腸に棲息している細菌叢と同じなんだ、と突然思った。
人間は、見た目や病原菌への恐怖などを理由に、共生している細菌が喜ばない生活をしている。過度な清潔志向に寄って細菌叢が乱れても気付くことはあんまりない。それと同じ。地球が特に浄化を意識しなくても太陽系の他の惑星との関係やそれに寄って引き起こされる嵐や地震や気象の変動など、そういう地球に住んでいる生命にとって迷惑で深刻な被害も、地球にとっては単なる日常生活に過ぎないのではないか。
人間と共存している細菌叢を大事にするように、地球に我々寄生生物を大事にしてもらいたいのなら。
この共時性、シンクロニシティ、百匹目の猿現象を使い、今からでも日本を良い方向へ導いていくことは不可能ではないのでは? と思い至った。
これが正解だというマニュアルもなく前例もない今、方法は分からないが、それはその人それぞれで良いのではないだろうか。地球も世界も日本も、そして個人個人が心地良いと思える方向へ進めることが出来るのならば。
そういえば、シェルドレイクの仮説に関しては、テレビで行った公開実験などの記録もあるそうだ。
日本テレビで放映されたシェルドレイクの仮説の実験(2000年11月11日)。
飼い主とペットの双方をカメラで追跡。仕事の関係で帰宅時間が不規則であるが、飼い主が帰宅を開始すると、ペットが玄関に移動して出迎えるなどの様子を放映した、というものだという。
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