新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2020年11月11日
胎内記憶を持つ子ともたちがお母さんを癒す!
胎内記憶を持つ子ともたちがお母さんを癒す!
これは、池川クリニック院長。産婦人科医池川明先生からのメッセージとしてお届けいたします。
まず、ちょっと衝撃的な「毒」の話について。
「経皮毒」という言葉をご存じですか? 皮膚から毒が入る、という意味で、竹内 久米司・稲津教久両薬学博士が初めて使用した造語だそうです。
農薬が皮膚から入り、体を蝕むことは昔から知られていました。DDTなどがそれに相当して、レイチェル・カーソン『沈黙の春』やシーア・コルボーン『奪われし未来』がそのことを含めて警告してきました。
今は身の回りにたくさんの石油からつくられた化学物質が溢れていて、これらの化学物質が環境ホルモンとなって体内に取り込まれています。洗剤やシャンプーなどが皮膚のバリアを破壊し、そうした化学物質が簡単に皮膚から入っていく。
環境ホルモンは口から入る物や大気汚染だけでなく、皮膚につけるモノにも注意をしなければならないのです。
この石油系毒物がやっかいで、皮膚から取りこまれた化学物質は最終的には脳に溜まる。
皮膚の感受性の高いところ、外性器に生理用ナプキンなど化学物質いっぱいのものを当てたりして吸収させてしまうのは問題だと思う、と池川先生がおっしゃっている。布ナプキンに替えたら生理痛や生理周期が良くなったという人もいる、と。
そして、羊水が汚れていると赤ちゃんが臭い、のだそうだ。
大学病院で帝王切開したとき、ドブみたいな匂いがしたことがある。当時、経皮毒というのを知らなかったため、まずは嫌気性感染を疑ったと池川先生は言う。しかし、検査をすると無菌だった。お母さんのストレスも原因だったと今は思う、と。
「妊婦がストレスを感じると、細胞内に活性酸素やフリーラジカルを発生して赤ちゃんの遺伝子を傷つける可能性が高くなります。放射能もガンマー線が細胞内を通過すると活性酸素をつくり、その活性酸素が遺伝子を傷つけることが心配されています。つまり、妊娠中のお母さんがストレスを感じることは、放射能を浴びている状態と同じと、いえなくもないのです。」
池川先生が語られる「胎内記憶」。
「お母さんのおなかの中にいたときのことを覚えている子どもがいます。
最先端の研究から、どうやらお母さんの胎内にいるときから、その時の記憶があるらしいことが、わかってきました。最も早く詳細に調べられたのは聴覚で、お腹の中で聞いていた音は、確実に覚えているという証拠が、人だけでなくチンパンジーの研究でも示されるようになってきました。」
「胎内記憶」の定義と分類。
誕生の瞬間の記憶を「誕生記憶」
それ以前の記憶を「誕生前記憶」
「誕生前記憶」には受精から誕生の直前までの記憶である「胎内記憶」
雲の上などにいて肉体を伴わない受精する直前までの記憶を「中間生記憶」
さらに以前肉体を持ったヒトとして生きていたことを覚えている記憶を「前世記憶」
また、全部をひっくるめて区別せず、「胎内記憶」と呼ぶことも多いようです。
※それぞれの研究者で呼び方は違いますが、指している内容は、以上のような内容に分けることができます。
「胎内記憶」が妊活とどう関わるのかというと。
生まれてくる子どもが、実は両親を選んで生まれてきている、というハナシがあるからです。
雲の上にいる赤ちゃんたちは神様と一緒に、生まれる家庭、生まれるお母さんを自ら選んでいると言われている。赤ちゃんたちに一番人気の両親、お母さんは「優しそう」なんだとか。まぁ、これは分かりますよね。赤ちゃんでなくたって家族に迎えられるなら優しい人々の元が良いに決まっている。
だけど、笑い話にしては申し訳ないけど、雲の上で「優しそう」だと選んだ両親が、生まれてみたら「そうでもなかった」「勘違いだった」ということもあるとか!
だけどそれよりももっと切ないのは。2番人気のお母さんが、何故か「寂しそう」「悲しそう」なお母さんだという。それは、その赤ちゃんが、そのお母さんの元に生まれてそのお母さんを元気にしてあげよう、寂しくないように、幸せにしてあげようという使命感からだと言うわけ。
豪田トモ監督による「胎内記憶」作品、最初のドキュメンタリー映画『うまれる』より。
「お空の上から、わたし(お母さん)を見たらお腹の中に―」
「愛がいっぱいあった」と子ども。
「愛がいっぱいあったの?」(ちょっと泣きそうな声だった)
その会話を思い出して、お母さんは語る。
「愛が足りないのかなぁ、とすごく悩んでいた時期だったので…こっちが癒されるっていうか、幸せになります」
「ずっとお母さんのことだけ見てた」
「ほんとう?」
頷く子ども。
「ちゃんとさぁ、親子になれて良かったよ。ありがとね」
「世界中見て、それで、このママが良かったから選んだの」
その子はちょっと首を傾げて「寂しそうだったから、僕が行ったら寂しくなくなるかなぁ、と思ったから」
「わたしが未婚で生んで…反対を押し切って生んでるんですね。わたしみたいな人間が育てて良いのかなぁって」
お母さんは、続ける。
「で、ママを選んできたんだよ、生んでくれてありがとう、って言ってくれたんで、すべてをさらけ出して育児をしようってような気持ちになってとても癒されましたね」
「胎内記憶って科学になる日は来ないと思うんですね。全然それで良いと思ってます。
わたしの5番目の子どもが、どうして家を選んだの? って聞いたら、‘楽しそうだったからだよ’って言ったんですよね。
それだけでもう全部okって。
たとえ作り話だとしても、育てる側に元気をくれるし、それはファンタジーでも良い。物語だから。」
子ども達は、使命感を持って生まれてくる、心強い存在なんです。
そして、生まれてくる赤ちゃんは「神様からの手紙」を預かって、たくさん抱えてやって来るらしい。
「赤ちゃんが命を宿したときにメッセージを伝えたい人は、お母さん、お父さんだけではありません。その子の兄弟、祖父母、ご両親の友人、病院で出会う医師・看護師・助産師、それぞれに最低でも一通の手紙は持ってくるようです。たぶんその手紙は数百通を下らないと思います。」
そんなにいっぱい!
つまりそれは、生きて行く上で関わるすべての人に向けたメッセージを「神様」から預かっていることなんだろう。そして、「神様」は、それだけ「生まれて、生きて、最後には身体を地に還して、戻ってくる魂」を愛してくださっているんだろう。
何故なら、そのメッセージは。
池川先生はこうおっしゃいます。
「神様の手紙」に何が書いてあるのでしょう? ほとんどの場合「自分(赤ちゃん)のことを信じてよ」「お母さん、もっと自信を持ってよ」「2人(夫婦)仲良くね」「上の子(兄弟)のことをもっとよく見てあげて」などです。
赤ちゃんって、前向きですね。同時に関わった人たち全員に手紙を持ってきています。
「何のために生まれてきたの?」
すると胎内記憶を持っている子どもたち、全員が全員、「人の役に立つため(=陰徳を積むため)」と答えるそうです。わたし達は皆人の役に立つために生まれてきたらしいですね、と池川先生。
赤ちゃんが最初に役に立ちたいのは、両親、特にお母さん。
お母さんが自分を生んで幸せになってくれることが、赤ちゃんにとっての幸せ。
こんな相談が、池川先生に対して寄せられました。
「5歳の娘がいます。周りはほとんどが2人目育児中で、置いてけぼり感と、なかなか妊娠できないことに苛立ちと焦りを感じる毎日です。娘も妹を欲しがり、親にも会うたび「2人目は?」と聞かれ、胸が締め付けられる思いです。最近は周囲のおめでたニュースを心から喜べない自分に嫌気がさし、また2人目ができないイライラで夫との関係もよくありません。池川先生の「赤ちゃんは親を選んでくる」という言葉も、「なぜ2人目の赤ちゃんは私を選んでくれないの?」と悲しく惨めに思えてしまいます。
(37歳/5歳女子の母)」
実は、この2人目不妊、けっこう多いのです。身近にもそれで悩んで西洋医学で不妊治療に通われていらっしゃる方がおりました。
対する池川先生は、「世の中には、子どもが欲しいのに恵まれない方もたくさんいます。周りのお友だちがみな2人目だから自分もと考えたい気持ちはよくわかります。親からのプレッシャーなどもお察ししますが、幸い1人のお子さんに恵まれたことに感謝し、今を充実して生きていただければと思います。」
更に、ちょっと厳しいこともおっしゃってます。
「かわいいお子さんがありながら、2人目を欲しがっているあなたは、「上のお子さんでは不十分、あなたは役に立っていないのだ」というメッセージを、無意識にお子さんに伝えているのと同じです。
たとえはあまりよくありませんが、旦那様に、今の妻では不十分、だからもう一人奥さんが欲しいと言われたら喜べませんよね? お母さんのイライラが、お子さんに対して同じようなメッセージを伝えているとしたら、それはよくないことです。」
実はこれには思い当るのです。2人目不妊のお母さんの言動。お子さんに対する態度などで。お母さんが娘に「妹(弟)が欲しいんでしょ? お母さんは、そのために頑張ってるんだよ」と語りかけている姿を見たときのちょっと切ないような微妙な気持ち。それは、当の言われた子ども自身が、もっと複雑な思いを抱えていたのだろうと今は思います。
妊活カウンセリングをなさっている子宝先生こと、野崎利晃先生もおっしゃっているが、
「どうして赤ちゃんが欲しいの?」
この問いをしっかりと自らの‘こころ’に向かい、深い場所から導き出されたその答えを自分自身で確認し、そして、空の上から見ている赤ちゃんが自分だったら、この両親のもとに生まれたいだろうか、とちょっと空想してみるのも良いかも知れません。
【このカテゴリーの最新記事】