2017年07月16日
第2回超ガチCS 決勝T第2回戦目 ざわ VS 高槻 【ジョーカーズ】VS【水闇ハンデス】。試合を分けたのは思い切りの差・・・?
【水闇ハンデスコントロール】といえばデュエル・マスターズでもかなり古い歴史を持つアーキタイプだ。
水文明のドローと、闇文明のハンデスと除去を組み合わせ、相手を追い詰めていく伝統的なコントロール。
そこに要求される繊細なプレイングと、無数に用意された選択肢から正解を選び続ける感覚は、今もなお数多くのプレイヤーを魅了して止まない。
このテーブルに呼ばれた高槻も、その魅力に取りつかれた1人だろう。
本人曰く自分しか使えないチューニングを常に続け、何度もハンデスコントロールで優勝を重ねてきた彼がここに座っているのは不思議な事ではない。
対するざわは17歳の新鋭。【ジョーカーズ】を使いここまで駆け上がってきた彼はどんな試合を見せてくれるのだろうか?
[GAME1]
先行はざわ。
《ヤッタレマン》を召喚し、そのまま《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》で手札を3枚増やす黄金ムーブを決めていった。
高槻はそれに《特攻人形ジェニー》をあわせ少しでも勢いを削っていく。
さて、ここで話は変わるのだが、【ジョーカーズ】と【水闇ハンデス】、対決したとき有利と言われているのはどちらだろう。
これは私の知識が偏っているのかもしれないが、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》や《テック団の波壊Go!》といった優秀な防御札を備え、妨害にも長けた【水闇ハンデス】のほうが有利だと考えてしまう。
なぜ急にこんな話をしたかというと、おそらくここで対面するざわも同じことを感じ取っていたからだ。狙うなら早い方がいい。そう考えたのか、彼は3ターン目のこの段階から打点の計算を始めていた。
ひとしきり考え終えたようで、まずは戦場に《パーリ騎士》を追加するざわ。
そしてすぐさま《ヤッタレマン》が攻撃を仕掛ける。その瞬間手札から叩きつけられるは《破界秘伝ナッシング・ゼロ》が2枚!!
1枚目は《終末の時計 ザ・クロック》が挟まるが、2枚目は無事3ヒット。攻撃力を増していく。
突然の5ブレイクに面食らった高槻だがS・トリガーで《ゴースト・タッチ》と《魔天降臨》を同時に発動!!
思わぬ形で大量マナ加速を決め、相手のリソースを刈り取ることに成功した高槻は、本来唱えられるはずのなかった《デモンズ・ライト》で《ヤッタレマン》を破壊しターンを返す。
《光牙忍ハヤブサマル》を持たれていたらどうしようもない……。
しかしあれは殿堂カード。都合よく持てるものではない、と考えたざわは、残った《パーリ騎士》で高槻に直接攻撃を行う。
《デモンズ・ライト》のドローも虚しく、《ハヤブサマル》を持たない高槻に攻撃が通りゲームは終了した。
Winner:ざわ
高槻「あそこで《ゴースト・タッチ》使ったのはミスだったかもしれない。」
と試合後に振り返り、更にこう続ける。
高槻「《ダイスベガス》さえ貼っちゃえば一気に(守りが)固くなるんだから、次のターン9マナ確保できるようにしなくちゃいけなかった。」
とのことだ。言われてみれば確かに納得できるが、本人も試合中に気づかなかった点であり、大多数のプレイヤーは見逃してしまうだろう。
ミスをすることは誰にでもある。大事なのは、そのミスを認め、次に活かせるかどうかではないだろうか?
そういった意味で、この速度で自分のミスを認められる高槻は確かに強いプレイヤーなのだろう。
文:あーくん
画像は公式からお借りしました。
http://dm.takaratomy.co.jp/card/
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6516168
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック