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さがら
経済学などを学び、国内で起こる様々な情報や事件、事象などをとりあげている。 また、海外ではアジアを中心にしたテーマを発信しているオリエンタルブロガー
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2023年02月08日

薬とアルコールを一緒に飲むと場合によっては・・・・。

風邪薬など多くの薬の注意書きには「アルコールと一緒に摂取しないでください」と書かれているので、飲酒が好きな人や晩酌が習慣だという人は注意が必要だ。
薬を飲むために飲酒を控えなければならないが「もしアルコールと薬を一緒に飲んだらどうなるんだろう」という疑問に、薬学の専門家がこう答えている。
オーストラリア・シドニー大学の薬学者であるニール・ウィート氏とジェシカ・ペース氏によると、薬を飲むと胃から肝臓に運ばれて、そこで代謝されたり分解されたりした後で血流に乗るという。
そのため、薬は肝臓で代謝されることを前提とした用量で処方されている。
同様にアルコールも肝臓で分解されるため、薬の服用と同時にアルコールを摂取すると薬の代謝量に影響が出るという。
例えば、一部の薬は代謝量が増えるので十分な量の成分が血流に到達せず、期待した効果が得られなくなり、逆に、薬の代謝が低下すると想定より多くの成分が血に流れ込むので、過剰摂取になる危険性がある。
薬とアルコールを同時に摂取した際に起きる問題を、ウィート氏らは次の4つにまとめている。
1:薬+アルコール=眠気、昏睡、死
飲む量にもよるが、アルコールは中枢神経を抑制する作用をもたらすようで、そのため、中枢神経を抑制して覚醒や興奮を抑える薬と一緒に飲むと相加効果、つまり2つの物質の作用が足し合わされた効果が現れて、余計に眠くなったり呼吸や心拍が鈍くなったりするほか、ひどい場合は昏睡(こんすい)状態に陥り死に至る場合もあるという。
このようなケースで特に注意すべき薬は、うつ病、不安神経症、統合失調症、痛み、不眠症などの睡眠障害、アレルギー、かぜやインフルエンザに効く薬で、これらの病気や症状のための薬とアルコールを一緒に飲むことは控えた方がいいと、ウィート氏らは述べている。
2:薬+アルコール=より強力な作用
薬の中には、アルコールと混ざることで効果が高まるものがありそのため、例えば睡眠導入剤のゾルピデムは、アルコールと一緒に飲んではいけないとされている。
ゾルピデムはごくまれに睡眠中の奇妙な行動、例えば夢遊病と呼ばれている睡眠時遊行症、寝ているときに起き出してものを食べてしまう睡眠関連摂食障害、寝ながら自動車を運転し始めてしまう夢遊病運転などの副作用が出ることがあるようだが、特にアルコールと一緒に飲むとこの副作用が起きやすくなってしまうとのこと。
3:薬+クラフトビール=高血圧
薬の中には特定の種類のアルコール飲料としか相互作用しないものもありそのアルコールとは、ベルギービールや各地の地ビール、自家製ビールなどのいわゆるクラフトビールや、一部のワインなど。
これらのアルコール飲料には高血圧発作の原因となるチラミンという物質が含まれているようだが、チラミンは自然界に広く存在する物質で、普通は体内で分解されてしまうので何の害も及ぼさないという。
だが、モノアミン酸化酵素阻害薬という種類の薬は体内でチラミンが分解されるのを妨げるため、チラミンの濃度が上昇して血圧が危険なほど高くなる危険性があるとのことだ。
モノアミン酸化酵素阻害薬の例としては、フェネルジン、トラニルシプロミン、モクロベミドといったうつ病の薬や、抗生物質のリネゾリド、パーキンソン病の薬のセレギリン、抗がん剤のプロカルバジンなどがある。
4:同時に飲まなくても影響が出るケースもある
薬がアルコールの影響を受けるだけでなく、アルコールと薬が相互作用を起こす場合もあり症状としては、吐き気や嘔吐(おうと)、顔の紅潮や首の赤らみ、息切れ、めまい、動悸(どうき)、血圧の低下などだという。
抗生物質を飲まなければならないような病気の時は飲酒を控えた方がいいと、ウィート氏らはアドバイスしている。
私は子供の頃から寝つきが悪く、現在も不眠の為「ゾルピデム」の眠剤を使用している。
アルコールも普段好き好んで飲むわけでもない。
「ゾルピデム」を飲んで布団に入るとすぐに眠れるわけではないが数時間後、気が付いたら朝になっている感じだ。