インド型変異ウイルスがさらに変異した「デルタプラス」は、日本を含め、これまで世界11カ国で確認されている。
インドで確認された「デルタ株」がさらに変異した「デルタプラス」について、イギリスの衛生当局は、6月16日現在、イギリスのほか、日本やアメリカ・ポルトガルなど、11カ国で感染が確認されたと明らかにしていることを発表した。
イギリス国内では、2021年4月以降、41件が確認され、男女を問わず、幅広い年代で感染が広がっていることから、対策強化に乗り出しているという。
専門家からは、従来のデルタ株と比べて感染者が少ないことから、「感染力も強くないのではないか」との見方を示している。
さらに新型コロナウイルスの感染拡大の中心となっている南米で確認された新たな変異株「ラムダ型」について、専門家はワクチンが効きにくい可能性を指摘している。
ラムダ型は去年8月にペルーで初めて確認され、最近のペルーの感染の81%を占め、アルゼンチンやチリでも30%以上を占めているという。
ニューヨーク大学・多田卓哉博士研究員:「(ラムダ型は)490番目のまったく違う新しいところに変異が入っている。3倍から4倍、ないしは5倍くらいワクチンの有効性が下がるのではないか」と述べ、ラムダ型にはこれまでにない変異が細胞との接続部分にあり、既存のワクチンの効果が弱くなる可能性があるようだ。
2021年06月26日
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