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さがら
経済学などを学び、国内で起こる様々な情報や事件、事象などをとりあげている。 また、海外ではアジアを中心にしたテーマを発信しているオリエンタルブロガー
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2021年06月17日

主催者側には開催が近づくほど、五輪を支持する国民が増えるという思い込みがある。

主催者側には開催が近づくほど、五輪を支持する国民が増えるという思い込みがあるという記事を見た。
私もそう思う。
福島県のいくつかの市町村で聖火ランナーが走ったが、誰のために、何の目的で聖火リレーをするのだろうか。
東京電力福島第一原子力発電所が立地する福島県双葉町でのリレーでは、この町には事故以降、誰も住んでいない。
いまだに全住民の避難が続いているからだった。
建て替えられたJR双葉駅から200メートル離れた所には、10年前から無人状態のボロボロの住宅や病院があり、カメラがその悲しい背景を撮影しないように、リレーのランナーは双葉駅前だけを500メートルぐるぐると回ったという。
駅前にいた地元の70代女性は「見に来たわけではない。たまたま家の解体についての打ち合わせがあったから」と言う。
多くの県で予定どおりに実施できていない聖火リレーについては、地元のマスコミを除いて、報道はほとんどされていない。海外のマスコミもほぼ無視している。
五輪本番が近づいた今、復興五輪とはあまり言われなくなり、代わりにキャッチフレーズになったのが「安心・安全な大会」ただ、その安全を保証するのは無理があるのは、ご存知のとおりだろう。
東京五輪反対のデモ活動の参加者は多くない理由は、「コロナ禍でデモをするのはおかしい」という考えているからにちがいない。
7〜8割の国民が東京五輪の「中止」や「再延期」を求めても、政府の立場は変わらない。上から目線のIOCにノーと言えないヘタレの日本政府。
アスリート、スポンサー、マスコミや他の関係者を満足させることが目的のIOC。「日本に対するIOCの姿勢があまりにもひど過ぎる。将来オリンピックを開催したいと思う国がどれぐらいあるだろうか?」と、海外のメディア記者は語っている。
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