アメリカの航空機メーカー、ロッキード・マーティンが中心となって開発した戦闘機「F-35」は、自衛隊も「地域の安定に多大な貢献をしてくれる期待の戦闘機」と太鼓判を押している記事作成時点では最新鋭のステルス戦闘機なのだが、そんなF-35に対して、アメリカ空軍のトップが「失敗」と認めるような発言をしたと報じられている。
F-35はマルチロールファイター(多用途戦闘機)と呼ばれる戦闘機で、対空および対地攻撃などさまざまな役割を果たすことを目標に開発され、調達コストも比較的安価で手ごろな戦闘機になるとされていたようだ。
しかし、完成したF-35は「割り当てられた任務を少なくとも1つ以上遂行できる機体の割合」である任務遂行率が69%と、アメリカ空軍が目標として設定している80%を大幅に下回る水準で、F-35は他にも、「合計11種類もの問題点がある」と指摘されているほか、「弾がまっすぐ飛ばない不具合」などもあると報告されているという。
また、F-35は導入から退役までのライフサイクルコストが合計で1兆7270億ドル(約183兆2122億円)もかかるという試算結果もあり、「比較的安価な戦闘機になる」という当初の目算も外れてしまっていることでも「失敗」とアメリカ軍はみているようなのだ。
2021年02月27日
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