東京都八王子市元八王子町の民家で、高校1年の少年(15)が拳銃自殺を図ったとみられる事件で、少年が闇サイトなどを通じ拳銃を入手した可能性があることが9日、分かった。
捜査関係者によると、少年は母親と姉の3人暮らしで、昨年病死した父親を含め、家族に銃器と接点や反社会的勢力との関係は確認できなかった。
母親は「(少年が)拳銃を持っていたとは知らなかった」と話しているという。
拳銃は殺傷能力が高く米国社製の真正のもので弾倉には4発の弾が残っていたようだ。
警視庁は、少年がアクセスするために特別な認証などを要する闇サイトなどを通じ拳銃を入手した疑いもあるとみている。
拳銃自殺を図ったとみられる事件で、少年が闇サイトなどを通じ拳銃を入手した可能性は高い。
ダークウェブとは、通常の方法ではアクセスできないようになっており、そこでは非合法な情報やマルウェア、麻薬などが取引されている。
興味本位でダークウェブを覗くことは絶対に避けるべきだが、ダークウェブについての正しい理解は必要ではないだろうか。
ダークウェブの元になった技術は、米国海軍によって開発されたようだ。
匿名性を確保することで、情報通信の秘匿性を確保するという目的があった。
そのために考案された技術が「オニオン・ルーティング」と言われている。
オニオン・ルーティングとは、オニオン(玉ねぎ)のように何層ものレイヤーによってユーザーを隠す技術の意味である。
オニオン・ルーティング技術はその後、「Tor(The Onion Router、トーア)」と呼ばれるようになり、非営利団体のプロジェクトとして引き継がれたとされている。
Torを使えば、匿名による通信を実現できるため、米政府関係者だけでなく、中国やイランなどWebの閲覧に制限がある国々で、その制限をすり抜け、独裁国家の活動家たちが当局の監視をくぐり抜けてやりとりをする、といったことにも利用されたようだ。
ダークウェブは、匿名性の高い特別なネットワーク上に構築されたWebサイトのことで、通常のWebとは異なり、基本的にはGoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果にヒットしないだけでなく、閲覧する際にも、一般的なChromeやInternet Explorer、SafariなどのWebブラウザーでは閲覧できないWebサイトの総称である。
匿名性が高いことから、ダークウェブでは違法性の高い情報や物品が多く扱われていて、ダークウェブに対し、検索エンジンで検索できる通常のWebサイトを「サーフェイスウェブ(表層Web)」と呼んでいる。
「サーフェイスウェブ」と「ダークウェブ」に加え、「ディープウェブ(深層Web)」と呼ばれるWebサイトがあり、それらを整理すると次のようになる。
サーフェイスウェブ(表層Web)
企業や団体、政府、公共機関などの公式サイトやSNS、ECサイト、ブログなど、パスワードによる保護や検索回避の設定がされていないWebサイト全般。
ディープウェブ(深層Web)
一般的なChromeやInternet Explorer、SafariなどのWebブラウザーで閲覧自体は可能だが、検索を回避するように設定されているため、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでは見つけることができないWebサイトのことで、専用ツールは必要としないが、機密性の高い情報やプライベートに関する情報の閲覧をパスワードなどで制限している。ログインを要する会員制サイトなども該当し、基本的には、違法性の高い情報が取引されているわけではない。
ダークウェブ
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで見つけることができないだけでなく、閲覧も一般的なChromeやInternet Explorer、SafariなどのWebブラウザーでは不可能であり、専用ツールを必要とするWebサイトであり、遺法性が高い情報や物品が取引されており、犯罪の温床ともなっている。
サーフェイスウェブとディープウェブ、ダークウェブの関係性はよく氷山の一角に例えられる。
氷山は、海上に姿を現している部分は全体の一割程度に過ぎず、その大部分は海上からは見えない海中にあり、Webの世界も、数としてはディープウェブやさらに危険度の高いダークウェブのほうが圧倒的に多いと言われている。
ダークウェブは、匿名でのアクセスが基本となるため、サーフェイスウェブでは見られないような、違法性が高いさまざまなコンテンツや物品が取引されている。
児童ポルノや麻薬など、多くの国々で違法とされているものだ。
インターネットの世界では、国境は存在していない。
2020年06月10日
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