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2015年06月03日
耳のケロイドの間違った治療法
まず私が治療を始めた時、
耳のピアスの跡のケロイドから治療を始めました。
ピアスの跡は日が経つにつれて大きくなっていたので、一刻も早くどうにかしたいと思っていました。
やはり髪をおろしていても風で髪がなびく度に気にしてしまっていたし、ヘアアレンジも出来なかったですからね。
でも私も母もケロイドを知らなかったことから、どこを受診したらいいのかも分からずとりあえず皮膚科に行きました。
皮膚科では、約2週間置きに細い綿棒を液体窒素に浸してケロイドを冷凍凝固させて炎症を起こし脱落させる治療を行いました。
イボの治療によく用いられる治療法だそうです。
これは本当に痛くて苦痛でしかありませんでした。
1回治療するごとにひとまわり(ほんの少し)は小さくなったかな...という感じ。
液体窒素による凍結治療の後は、ケロイドは黒くかさぶたのようになってやがてそのかさぶたは剥がれます。
でもかさぶたになるとそれがまた痒い！
とりあえず希望を持って２、３ヶ月ほどは治療に耐えましたが、
治療の頻度と痛みの割にはたいして良くもならず...断念しました。
その時はもう絶望しました。
もうこの耳は治る事はないんだと諦め、何度も涙した覚えがあります。
母も私が治療の度に泣いていたのを知っていたため、治療に行かなくなっても何も言いませんでした。
多分、この液体窒素による凍結治療は私の耳のケロイドには効果が無い間違った治療だったと思います。
なぜなら治療後ほんの少し小さくなったものの、すぐに元の大きさに戻り、更にまた少し大きくなっていったからです。
のちに形成外科を受診する事になったのですが、その時に先生から
「液体窒素を使って細胞を刺激したら余計悪化する」と言われ、皮膚科での辛い治療はすべて無駄だったと知りました。
ケロイドにも様々なものがあって、全てが同じ治療法だというわけではなく、それぞれ最適な治療法があると思います。
その人のケロイドにあった治療法で初めから治療出来れば、希望を捨てることなく前向きに治療できることと思います。
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