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2016年03月09日

アイザック ・ウォルトンの「釣魚大全」で知る釣りの哲学

世界中の釣り人を魅了し、「釣りの聖書」「釣りのバイブル」と言われるのが、アイザック・ウォルトンの「釣魚大全」。





アイザックウォルトンはイギリスのエッセイ作家であり、この釣魚大全は1653年に初版が発刊されました。





それ以来現在に至るまで、何度も版が重ねられ、多くの国で翻訳されました。





私の敬愛する故開高健氏も「私の釣魚大全」と言うタイトルの本を書いているが、ここではその話はなし!!






アイザック・ウォルトンの「釣魚大全」の内容は、「黙想する男の楽しみ」と言う副題がついていて、町に向かう街道で知り合った釣り師と旅人が、釣り談義をしたり、人生を語りあったりしつつ、しばらく道連れになるというお話。





釣り師がコイやマスやウナギなど、様々な魚の習性や釣り方を旅人に教えると言う形式で話は進む。



この内容から、1600年代半ばのイギリスの釣りの仕方が手に取るように理解出来る。





ただ単に当時の釣りの知識を伝えるだけではなく、このアイザック・ウォルトンの「釣魚大全」は趣味としての釣りの歴史を知る上でも興味深いのです。





旅人が釣り師に「世間では釣りは趣味のうちに数えられていない」と言う言葉を口にしていることで、1600年代半ばには、趣味としての釣りが確立されておらず、極めてマイナーな趣味だったことがうかがえる。





たぶん、釣りと言うと「職業としての漁労」と言うイメージしかなかったのではないでしょうか?





アイザック・ウォルトンは「釣りは教養人として相応しいスポーツである!!」ということを力説しているし、作品の中では釣り師の口を通じて、釣りの奥深さを語っています。





なので、釣りを趣味と思っていなかった旅人は、だんだんと釣りに魅了されていく。





1600年代半ば、マイナー扱いされていた釣りをこの「釣魚大全」で世間に認知させたかったかもしれない。





周知のように、日本でも庄内藩では武士の嗜みとして釣りが推奨されたし、大名釣りと言われたタナゴ釣りなどは実に趣がある釣りのひとつです。





アイザック・ウォルトンの「釣魚大全」が江戸時代になにかしらの経緯で日本に伝わってきたのかもしれません。





まだ読んでない方は、一度読むことをおススメします。
posted by AZARASHI at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画
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