2015年09月28日
自分の経験が本物の学習になる
私たちが、新しいことを学習したり覚えたりするということは、どういうことでしょうか?
それは、脳に新たに記憶や知識を詰め込むということですよね。
普段、勉強しているときも、ほとんどが記憶の作業ばかりですね。
記憶法や勉強法などはいろいろななものがあります。
しかし、覚えることは難しいのに
覚えたこと忘れるのは、ものすごくカンタンです。
さっきやったことでもすぐに忘れてしまいますし、
テストが終わった次の日に同じテストをやったら、
どんな悲惨な結果になるでしょうか?
本当の勉強とは、
テストの次の日に同じテストをやってもちゃんとできるものですよね。
作家のポールさんは
「自分の中から意識的に答えが導き出されたものこそ、本当の意味での学習ではないか」と言っています。
ほとんどの場合、
自分が抱えている問題の答えは、すでにこの世にあります。
インターネットで調べるのもいいですが、ときには何とか自力で解決しようとするのもいいものです。
ポールさんは、次のように話しています。(引用:ライフハッカー)
”失敗したり、それを乗り越えたりした経験が、価値のあるものだったと、後になって聞くことがよくあります。失敗したと気付いた時や、難しい問題にぶつかった時に、誰にも助けてもらわずに、できるだけ自力で解決しようとすると、この貴重な経験を得られます。
シンガポール国立教育機関の学習科学研究所の研究員であるManu Kapurさんは、雑誌『学習科学(the Journal of the Learning Sciences)』で、解き方が分からない数学の問題において、正解を導き出そうとしている人は、後で同じような問題をよりうまく解くことができると報告していました(被験者は問題の本質について一般的な知識があり、正解を導くだけの潜在能力はあります)。何か問題にぶつかった時は、その解決法や情報を調べる前に、少し自力で解決するようにもがいてみると、自身の学習がかなり進むと思われます。”
問題は、自分に与えられた『解決可能な試練』だと考えることが大切ですよね。
問題に主体的に取り組むからこそ、自分の経験といえるわけです。
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