専門医の勝手なつぶやき

ソウルで悲惨な事故が起こりました。

人間は周りが同じ方向に動くとリスクがあっても同じ行動をとる。

自然界で生きる太古からの合理的な生存戦略なのかもしれませんが今回は完全に裏目に出ました。

ハロウインというイベントに対して大騒ぎをする目的で人々が集まるという行動がどうして起こったのかです。

完全にメディアがけしかけたんですね。

５０年くらい前にこんなくだらないイベントありましたか？

お化けだの仮装だのしてくだらないパーティをして何が楽しいのかというお話です。

クリスマスも完全にアメリカからの企業戦略ですしバレンタインはモロゾフです。

そんなイベントを与えられて喜んで参加をして仲間意識を育むという儒教の国の悲しいサガが前面に出てしまいました。

数字を知らない人は元旦を祝う事もないですし、キリストなんてものの存在を知らない人は祝う事がないわけです。

しかしそういう事実ではなくて装飾された喜びごとに人々が楽しみを見出したいからイベントが大きくなっていきます。

今回のソウルの事故を受けても渋谷などには人が集まっていました。

これ自体何も批判することではありません。というのもそういう行動をとることを格好いいからとか楽しいからと考える人間が冷静にリスクや物事の本質を理解する知能を持っていません。

つまりは価値のない人間相手に企業が売り上げのためにイベントをけしかけてそれに乗るというアムウエイのマルチ商法と同じことなのです。

アムウエイを批判する人はたくさんいますがこういうイベントを批判する人はいません。

なぜかというとそんなことをしたらいった人がスポンサーに怒られて仕事をなくすからです。

くだらないイベントを面白いように仕立てていくことに協力しているのも群集心理と同じです。

くだらない人間をくだらないイベントに引きずり出して生きている実感を感じさせてまたのめりこませて金を使わせるという賢い企業。

でもね人間楽しければいいのです。

くだらないイベントでも喜べばそいつはいいんですよ。