2015年07月05日
【深呼吸の必要】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)
本日の映画紹介。
【深呼吸の必要】
【出演者】
立花ひなみ:香里奈
池永修一:谷原章介
西村大輔:成宮寛貴
土居加奈子:長澤まさみ
川野悦子:金子さやか
辻元美鈴:久遠さやか
田所豊:大森南朋
平良誠(おじい):北村三郎
平良ツル(おばあ):吉田妙子
宮里一雄(飲み屋店長):上地雄輔
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【感想】
心温まる映画です。
あじいとおばあがいい。
本当にセリフは少ないんですが、
何か仏みたいな言葉を言ってくれる。
温かいんです!!!
こんなバイト先なら給料関係なく
行ってみたいと思ってしまいます。
孤島の静かに流れる雰囲気がよかった〜
出演者も凄いメンバーですよね!?
意外と実力者揃いの映画なので、
言葉が少ない中でも、
個々の抱く感情が伝わってきます。
是非見て欲しい映画ですね♪
【あらすじ】(ネタバレあり)
位置について。ヨーイ・・・
プールの飛び台。
深呼吸し出遅れる立花。
もちろん順位は最下位。
そんな立花も大きくなり、
アルバイトへ向かう船の上。
大きな深呼吸をした。
着いたのは小さな島。
平良さんの家でサトウキビ収穫のバイト。
来たのは男2人。女3人。
5人を先導するのは、
島が好きで毎年来る田所。
7時起床の8時出発。
昼1時間休憩の6時半終わり。
休みは週に1回の35日間の労働。
日給は5000円・・・
何も語らない若い男性の西村。
25歳の女性の川野。
名乗ることもしない女子高校生の土居。
最年長の礼儀正しい男性池永。
そして普段は派遣で働く女性立花。
自己紹介が終わった5人。
島での奇妙な共同生活が始まった。
7時に起床し、7時半にみんなで朝食。
8時にトラックの荷台に乗って畑へ出発した。
着いた先は見渡す限りサトウキビの畑。
一面のサトウキビを35日で収穫し、
工場へと運ぶのが仕事。
作業はいたってシンプル。
『つくろい』と言ってサトウキビの周りの葉を切り落とす。
その後『小頭部』といわれる上の部分を切り落とす。
そして最後に根元から切り落とす。
根元から中間までが収穫するサトウキビ。
おじいが黙々と作業する中、
田所指導のもと5人は作業を始める。
昼になるとおばあが昼食を持ってくる。
みんなで昼食を食べて作業を続け、
最後に収穫したサトウキビを一箇所に集め終了。
5人はそれぞれ問題を抱えて島に来ていた。
『言いたくないことは言わなくてもいい』
これが島のルール。
静かに各々は作業を続ける。
1日の作業目標は6トン〜7トン。
5人の収穫は3トンほど・・・
それを見てもおじいは
「なんくるないさ〜」
と言って許してくれた。
ゆっくりと流れる時間の中で、
5人はなれない肉体労働を続けた。
そして5日目。
最初にダウンしたのは川野だった。
熱を上げて病院へと連れて行かれた。
川野は島から帰ることを決意した。
同時に西村も、
日給の高い畑へと移ることを決意した。
6日目の朝。
港で船を待つ川野。
川野のもとへ作業へ行く前にみんなは向かった。
そして立花が川野へ駆け寄り、
「おじいから。」
そう言って給料袋を差し出した。
川野は踏ん切りが着いていなかった。
逃げ出すようで後ろめたい気持ち。
もう一度畑へ行く決意をした。
他の畑へ行っていた西村も、
その夜おじいの家に帰ってきた。
おじいとおばあは何も言わず。
「おかえりなさい。」
「ご飯食べなさい。」
それだけ言った。
西村も照れながら、
「ここのほうが良い。」
「いただきます。」
素直におじいとおばあの優しさに甘えた。
ある日、田所は島の飲み屋に
立花、池永、川野を連れて行った。
田所はこの島で一番古いキビ刈隊。
周囲の客も田所に挨拶する。
数日後の現場。
昼休みも上着を脱がない土居。
土居に対して川野は、
「昼休みぐらい脱いだらいいのに。」
すると池永は言った。
「日焼けは立派なやけどなんだ。」
「だから皮膚は守ったほうがいい。」
専門学的に話す池永に田所は言った。
「もしかして医学部とか目指してた?」
「何度も受験して挫折したやつが逃げてくるのよ!」
一瞬で周りの空気が固まった。
田所は弁解しようと話す。
「それが悪いって言ってるんじゃなくて、
そういう奴も受け入れてくれるって言いたいだけ。」
池永は言った。
「当たってる。田所君の言うこと、その通りだよ。」
その日みんなにアイスを買おうとしていた立花。
そこに現れた池永。
立花の気遣いに気がつき池永が支払った。
自分のことを語らないルールのこの島。
立花は池永に自ら自分のことを話した。
「今回は自分で自分を派遣したの。」
それからも畑作業は毎日続いた。
そんな時若い女性が畑に来た。
「おばあ!おじい!」
声をかけたのは辻元美鈴。
以前この島に住んでいた。
今は東京で看護婦をしている。
1週間の休みで故郷を訪れたという。
田所は言う。
「こんな所が故郷っていいですね。」
辻本は言う。
「たまに来る人にはそう思えるのかもね。」
すると昔を思い出しながらサトウキビを切り始めた。
沖縄民謡を口ずさみながら・・・
次の日から辻本も手伝い始めた。
休みの日は各々好きなことをした。
立花と川野は海で泳ぎ、西村は釣りをした。
おじいとおばあを中心に仲良くなっていく5人。
夜にはおじいの『さんしん』で沖縄民謡を歌った。
おじいとおばあが寝ると、
「サトウキビ収穫が終わったら北海道行くんですよ。」
田所は自分の話をみんなにした。
田所は全国の農家を転々としていた。
「自然も人も素晴らしいなと思うんです。」
「会社とか何かに縛られる生活できないですよね。」
それを聞いた西村は言った。
「現住所は何処なんですか?」
「要するに普通の所じゃ
生きていけないから逃げているんでしょ。」
「いろんな人が逃げてくるって言ってましたが、
あんたのほうがよっぽど、
逃げているんじゃないですか?」
場が凍った・・・
その時川野が突然西村の髪をかき上げた。
そして西村に向かって言った。
「やっぱりそうだ。」
「私あの試合ずっと見てたよ。」
「ノーヒットノーランだもん。」
みんな口をそろえて言う。
「あの甲子園の西村大輔?」
過去を隠していた西村。
しかし自分の過去を話し出した。
「あんなのまぐれだよ。」
「大学に入って3年。」
「試合になんて一度も出してもらえない。」
「それが実力なんだ。」
「あんなことさえなかったら・・・」
「野球好きでいられたのに・・・」
またもや場が凍った・・・
それぞれの思いを胸に黙り込んでしまった。
その時、池永は買っていた花火を始める。
シメジメとした雰囲気を変え、みんなで花火をした。
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作業は遅れていた。
当初の予定には追いつかないペース。
大雨の中でも作業は続けた。
しかし雨が激しくなり作業は中断。
田所が運転して家に帰ったみんな。
田所はトラックで街に向ったが、
何時間経っても田所が帰ってこない。
みんなは雨の中田所を探しに行く。
田所は激しい雨で、
ぬかるみにタイヤを取られ事故を起こしていた。
何とかトラックから救出したが、
田所の右足からは大量の血が・・・
島にはまともな病院がない。
看護婦の辻本が応急処置をしようとするが、
傷が深すぎて対処が出来ない。
みんなの目線は池永へ・・・
池永は対処を始めた。
輸血の血は同じ血液型の西村が提供した。
何とか一命を取り留めた田所。
翌朝雨は上がっていた。
立花は池永のもとへ行った。
「お疲れ様。」
池永は立花に自分のことを話し出した。
「昔から子供が好きでね。」
「小児外科を選んだ。」
「でも気付いてなかったんだ。」
「たくさんの命を見送らなきゃいけないってこと。」
「それも小さな命を・・・」
「名前が同じ子がいたんだ。」
「俺が手術をやった。」
その手術は失敗したようだった・・・
「何処でも良かったんだ。」
「忘れることが出来れば。」
「忘れることは出来なかった。」
「忘れちゃいけないんだ。」
それを聞いた立花は自分の過去を話した。
「小学校のとき水泳大会だったんだ。」
「お父さんが言ったんだ。」
「飛び込む前に深呼吸をしなさい。」
「聞いたんだ。そしたら早くなるの?って。」
「そしたら言ったんだ。」
「早くはならない。楽しくなるって。」
「そして深呼吸したら、
その間にみんなスタートして・・・」
「でも楽しかった。」
「ビリはビリだけどね。」
田所がいなくなったサトウキビ畑。
更にペースは遅れた。
「間に合うのかな?」
そんな言葉に池永は言う。
「間に合わせなきゃ!」
数日後、松葉杖をつきながらも田所は畑へ来た。
松葉杖をつきながらサトウキビを切る田所。
みんな一生懸命に頑張った。
しかし今度は辻本が倒れた。
辻本は妊娠していた。妊娠4ヶ月。
妊娠して何かに思いつめた辻本。
それを理由に帰島していたのだった。
しかし自分を語らない島では、
それすら内緒にして手伝っていた。
その日の夕食。
川野は言った。
「あと10日もないよ!」
おじいとおばあは言った。
「あんたたちが心配することないよ。」
「なんくるないさ〜。」
「みんなずいぶんうまくなったさ〜」
次の日、目を覚ますと土居がいなかった。
荷物はあるが姿が見えない。
「帰ってくるよ。」
みんなはそう言いながら畑へ行った。
畑には土居の姿が・・・
川野は土居の姿を見ていった。
「みんな1時間早く起きればいいんだよ。」
それを聞いて田所は言う。
「みんな出来るの?」
川野は笑顔で言う。
「なんくるないさ〜」
普段は無表情な土居の顔にも笑顔があった。
翌日から起床は6時になった。
長いようで短い35日間。
みんなの気持ちは、
全てのサトウキビ収穫に向けて1つになっていた。
夜も18時を大幅に超えて働いた。
体力的には厳しいはずなのに、
みんなの作業する姿には笑顔があった。
少しずつ追いつく収穫。
今までずっと無言を貫き通してきた土居。
そんな土居がある朝みんなに話した。
「朝は来るんだ。」
「くたくたになるまで働いて、
ご飯を食べて寝れば朝は来るんだ。」
バイト最後の日。
収穫は追いついていた。
昼休みに田所が西村にグローブを渡した。
一瞬ためらった西村もすぐに受け入れた。
そして男性陣はキャッチボールをした。
残すサトウキビもあと7本。
サトウキビのバンダナを巻いて、
そのバンダナをとった人が勝ち。
そんな競争する7人。
みんながスタートするとき、
立花は深呼吸して大きく出遅れた。
しかしバンダナを手にしたのは立花。
立花が最後の7本のサトウキビを切り落とした。
そして1本ずつ7人に渡した。
サトウキビを手にする面々。
そのサトウキビを手に、
7人はそれぞれの道へ戻っていく・・・
翌年も田所はサトウキビ収穫を手伝っていた・・・
(終わり)
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【出演者】
立花ひなみ:香里奈
池永修一:谷原章介
西村大輔:成宮寛貴
土居加奈子:長澤まさみ
川野悦子:金子さやか
辻元美鈴:久遠さやか
田所豊:大森南朋
平良誠(おじい):北村三郎
平良ツル(おばあ):吉田妙子
宮里一雄(飲み屋店長):上地雄輔
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【感想】
心温まる映画です。
あじいとおばあがいい。
本当にセリフは少ないんですが、
何か仏みたいな言葉を言ってくれる。
温かいんです!!!
こんなバイト先なら給料関係なく
行ってみたいと思ってしまいます。
孤島の静かに流れる雰囲気がよかった〜
出演者も凄いメンバーですよね!?
意外と実力者揃いの映画なので、
言葉が少ない中でも、
個々の抱く感情が伝わってきます。
是非見て欲しい映画ですね♪
【あらすじ】(ネタバレあり)
位置について。ヨーイ・・・
プールの飛び台。
深呼吸し出遅れる立花。
もちろん順位は最下位。
そんな立花も大きくなり、
アルバイトへ向かう船の上。
大きな深呼吸をした。
着いたのは小さな島。
平良さんの家でサトウキビ収穫のバイト。
来たのは男2人。女3人。
5人を先導するのは、
島が好きで毎年来る田所。
7時起床の8時出発。
昼1時間休憩の6時半終わり。
休みは週に1回の35日間の労働。
日給は5000円・・・
何も語らない若い男性の西村。
25歳の女性の川野。
名乗ることもしない女子高校生の土居。
最年長の礼儀正しい男性池永。
そして普段は派遣で働く女性立花。
自己紹介が終わった5人。
島での奇妙な共同生活が始まった。
7時に起床し、7時半にみんなで朝食。
8時にトラックの荷台に乗って畑へ出発した。
着いた先は見渡す限りサトウキビの畑。
一面のサトウキビを35日で収穫し、
工場へと運ぶのが仕事。
作業はいたってシンプル。
『つくろい』と言ってサトウキビの周りの葉を切り落とす。
その後『小頭部』といわれる上の部分を切り落とす。
そして最後に根元から切り落とす。
根元から中間までが収穫するサトウキビ。
おじいが黙々と作業する中、
田所指導のもと5人は作業を始める。
昼になるとおばあが昼食を持ってくる。
みんなで昼食を食べて作業を続け、
最後に収穫したサトウキビを一箇所に集め終了。
5人はそれぞれ問題を抱えて島に来ていた。
『言いたくないことは言わなくてもいい』
これが島のルール。
静かに各々は作業を続ける。
1日の作業目標は6トン〜7トン。
5人の収穫は3トンほど・・・
それを見てもおじいは
「なんくるないさ〜」
と言って許してくれた。
ゆっくりと流れる時間の中で、
5人はなれない肉体労働を続けた。
そして5日目。
最初にダウンしたのは川野だった。
熱を上げて病院へと連れて行かれた。
川野は島から帰ることを決意した。
同時に西村も、
日給の高い畑へと移ることを決意した。
6日目の朝。
港で船を待つ川野。
川野のもとへ作業へ行く前にみんなは向かった。
そして立花が川野へ駆け寄り、
「おじいから。」
そう言って給料袋を差し出した。
川野は踏ん切りが着いていなかった。
逃げ出すようで後ろめたい気持ち。
もう一度畑へ行く決意をした。
他の畑へ行っていた西村も、
その夜おじいの家に帰ってきた。
おじいとおばあは何も言わず。
「おかえりなさい。」
「ご飯食べなさい。」
それだけ言った。
西村も照れながら、
「ここのほうが良い。」
「いただきます。」
素直におじいとおばあの優しさに甘えた。
ある日、田所は島の飲み屋に
立花、池永、川野を連れて行った。
田所はこの島で一番古いキビ刈隊。
周囲の客も田所に挨拶する。
数日後の現場。
昼休みも上着を脱がない土居。
土居に対して川野は、
「昼休みぐらい脱いだらいいのに。」
すると池永は言った。
「日焼けは立派なやけどなんだ。」
「だから皮膚は守ったほうがいい。」
専門学的に話す池永に田所は言った。
「もしかして医学部とか目指してた?」
「何度も受験して挫折したやつが逃げてくるのよ!」
一瞬で周りの空気が固まった。
田所は弁解しようと話す。
「それが悪いって言ってるんじゃなくて、
そういう奴も受け入れてくれるって言いたいだけ。」
池永は言った。
「当たってる。田所君の言うこと、その通りだよ。」
その日みんなにアイスを買おうとしていた立花。
そこに現れた池永。
立花の気遣いに気がつき池永が支払った。
自分のことを語らないルールのこの島。
立花は池永に自ら自分のことを話した。
「今回は自分で自分を派遣したの。」
それからも畑作業は毎日続いた。
そんな時若い女性が畑に来た。
「おばあ!おじい!」
声をかけたのは辻元美鈴。
以前この島に住んでいた。
今は東京で看護婦をしている。
1週間の休みで故郷を訪れたという。
田所は言う。
「こんな所が故郷っていいですね。」
辻本は言う。
「たまに来る人にはそう思えるのかもね。」
すると昔を思い出しながらサトウキビを切り始めた。
沖縄民謡を口ずさみながら・・・
次の日から辻本も手伝い始めた。
休みの日は各々好きなことをした。
立花と川野は海で泳ぎ、西村は釣りをした。
おじいとおばあを中心に仲良くなっていく5人。
夜にはおじいの『さんしん』で沖縄民謡を歌った。
おじいとおばあが寝ると、
「サトウキビ収穫が終わったら北海道行くんですよ。」
田所は自分の話をみんなにした。
田所は全国の農家を転々としていた。
「自然も人も素晴らしいなと思うんです。」
「会社とか何かに縛られる生活できないですよね。」
それを聞いた西村は言った。
「現住所は何処なんですか?」
「要するに普通の所じゃ
生きていけないから逃げているんでしょ。」
「いろんな人が逃げてくるって言ってましたが、
あんたのほうがよっぽど、
逃げているんじゃないですか?」
場が凍った・・・
その時川野が突然西村の髪をかき上げた。
そして西村に向かって言った。
「やっぱりそうだ。」
「私あの試合ずっと見てたよ。」
「ノーヒットノーランだもん。」
みんな口をそろえて言う。
「あの甲子園の西村大輔?」
過去を隠していた西村。
しかし自分の過去を話し出した。
「あんなのまぐれだよ。」
「大学に入って3年。」
「試合になんて一度も出してもらえない。」
「それが実力なんだ。」
「あんなことさえなかったら・・・」
「野球好きでいられたのに・・・」
またもや場が凍った・・・
それぞれの思いを胸に黙り込んでしまった。
その時、池永は買っていた花火を始める。
シメジメとした雰囲気を変え、みんなで花火をした。
〜〜〜Sponsords Link〜〜〜
作業は遅れていた。
当初の予定には追いつかないペース。
大雨の中でも作業は続けた。
しかし雨が激しくなり作業は中断。
田所が運転して家に帰ったみんな。
田所はトラックで街に向ったが、
何時間経っても田所が帰ってこない。
みんなは雨の中田所を探しに行く。
田所は激しい雨で、
ぬかるみにタイヤを取られ事故を起こしていた。
何とかトラックから救出したが、
田所の右足からは大量の血が・・・
島にはまともな病院がない。
看護婦の辻本が応急処置をしようとするが、
傷が深すぎて対処が出来ない。
みんなの目線は池永へ・・・
池永は対処を始めた。
輸血の血は同じ血液型の西村が提供した。
何とか一命を取り留めた田所。
翌朝雨は上がっていた。
立花は池永のもとへ行った。
「お疲れ様。」
池永は立花に自分のことを話し出した。
「昔から子供が好きでね。」
「小児外科を選んだ。」
「でも気付いてなかったんだ。」
「たくさんの命を見送らなきゃいけないってこと。」
「それも小さな命を・・・」
「名前が同じ子がいたんだ。」
「俺が手術をやった。」
その手術は失敗したようだった・・・
「何処でも良かったんだ。」
「忘れることが出来れば。」
「忘れることは出来なかった。」
「忘れちゃいけないんだ。」
それを聞いた立花は自分の過去を話した。
「小学校のとき水泳大会だったんだ。」
「お父さんが言ったんだ。」
「飛び込む前に深呼吸をしなさい。」
「聞いたんだ。そしたら早くなるの?って。」
「そしたら言ったんだ。」
「早くはならない。楽しくなるって。」
「そして深呼吸したら、
その間にみんなスタートして・・・」
「でも楽しかった。」
「ビリはビリだけどね。」
田所がいなくなったサトウキビ畑。
更にペースは遅れた。
「間に合うのかな?」
そんな言葉に池永は言う。
「間に合わせなきゃ!」
数日後、松葉杖をつきながらも田所は畑へ来た。
松葉杖をつきながらサトウキビを切る田所。
みんな一生懸命に頑張った。
しかし今度は辻本が倒れた。
辻本は妊娠していた。妊娠4ヶ月。
妊娠して何かに思いつめた辻本。
それを理由に帰島していたのだった。
しかし自分を語らない島では、
それすら内緒にして手伝っていた。
その日の夕食。
川野は言った。
「あと10日もないよ!」
おじいとおばあは言った。
「あんたたちが心配することないよ。」
「なんくるないさ〜。」
「みんなずいぶんうまくなったさ〜」
次の日、目を覚ますと土居がいなかった。
荷物はあるが姿が見えない。
「帰ってくるよ。」
みんなはそう言いながら畑へ行った。
畑には土居の姿が・・・
川野は土居の姿を見ていった。
「みんな1時間早く起きればいいんだよ。」
それを聞いて田所は言う。
「みんな出来るの?」
川野は笑顔で言う。
「なんくるないさ〜」
普段は無表情な土居の顔にも笑顔があった。
翌日から起床は6時になった。
長いようで短い35日間。
みんなの気持ちは、
全てのサトウキビ収穫に向けて1つになっていた。
夜も18時を大幅に超えて働いた。
体力的には厳しいはずなのに、
みんなの作業する姿には笑顔があった。
少しずつ追いつく収穫。
今までずっと無言を貫き通してきた土居。
そんな土居がある朝みんなに話した。
「朝は来るんだ。」
「くたくたになるまで働いて、
ご飯を食べて寝れば朝は来るんだ。」
バイト最後の日。
収穫は追いついていた。
昼休みに田所が西村にグローブを渡した。
一瞬ためらった西村もすぐに受け入れた。
そして男性陣はキャッチボールをした。
残すサトウキビもあと7本。
サトウキビのバンダナを巻いて、
そのバンダナをとった人が勝ち。
そんな競争する7人。
みんながスタートするとき、
立花は深呼吸して大きく出遅れた。
しかしバンダナを手にしたのは立花。
立花が最後の7本のサトウキビを切り落とした。
そして1本ずつ7人に渡した。
サトウキビを手にする面々。
そのサトウキビを手に、
7人はそれぞれの道へ戻っていく・・・
翌年も田所はサトウキビ収穫を手伝っていた・・・
(終わり)
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