2018年07月06日
住宅ローン控除って、ちゃんと理解してる?
10年間で最大400万円控除されるのは、富裕層のみ
住宅購入の際、営業マンのトークで、
「今は住宅ローン控除があるので、10年間で最大400万円税金が戻ってきます」
と言われ、
「じゃあ、事実上400万円安く買えるってこと?」
と思った人もいるかもしれないが、
それは大きな間違いです。
そもそも、控除って何?
住宅ローン控除は、税額控除といって、所得税から引かれるもの。
年間最大40万円。
「じゃあ、40万円税金が戻ってくるの?」
いえいえ、そんな人はごく一部。
40万円所得税はらってますか?
家族構成にもよりますが、
40万円の所得税を払っている人は、
ざっくり年収800万円以上でしょう。
控除は払った所得税が最大限度となります。
ポイントは二つ。
年間の最大戻ってくるのが40万円。
あくまで最高額で、計算は年末ローン残高の1%。
つまり、ローン残高が4,000万円あるということ。
10年間で合計400万円?
つまり、10年後のローン残高も4000万円あるということ。
これきついね。完済できるかな?
そして、戻ってくるのは払った所得税分、プラスアルファ。
先にも行ったとおり、所得税を10万円しか払ってなければ、
戻ってくるのは10万円。
プラス住民税から少し。
ケーススタディ
年収400万円、妻、子一人5歳の場合
所得税6万円+住民税11万円=17万円
年収600万円、妻、子一人5歳の場合
所得税16万円+住民税13.65万円=29.65万円
が戻ってくるお金。
この所得だと買えるマンション価格は
年収400万円で3000万円程度
年収600万円で4000万円程度
これが、現実的なラインです。
Take it easy!
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