2011年02月21日
ITパスポート過去問 解説22年秋問61
22年秋 問題一覧へ
問61 表計算ソフトを用いて社員コード中のチェックディジットを検算する。社員コードは3けたの整数値で、最下位の1けたをチェックディジットとして利用しており、上位2けたの各けたの数を加算した値の1の位と同じ値が設定されている。セルB2に社員コードからチェックディジットを算出する計算式を入力し、セル B2をセル B3〜B5に複写するとき、セル B2に入力する計算式のうち、適切なものはどれか。
ア 10 - 整数部(A2/100) + 剰余(整数部(A2/10), 10)
イ 剰余(10 - 整数部(A2/100) + 整数部(A2/10), 10)
ウ 剰余(整数部(A2/100) + 剰余(整数部(A2/10), 10) ,10)
エ 整数部((整数部(A2/100) + 整数部(A2/10))/10)
問題
問61 表計算ソフトを用いて社員コード中のチェックディジットを検算する。社員コードは3けたの整数値で、最下位の1けたをチェックディジットとして利用しており、上位2けたの各けたの数を加算した値の1の位と同じ値が設定されている。セルB2に社員コードからチェックディジットを算出する計算式を入力し、セル B2をセル B3〜B5に複写するとき、セル B2に入力する計算式のうち、適切なものはどれか。
A | B | |
---|---|---|
1 | 社員コード | チェックディジット |
2 | 370 | |
3 | 549 | |
4 | 538 | |
5 | 763 |
ア 10 - 整数部(A2/100) + 剰余(整数部(A2/10), 10)
イ 剰余(10 - 整数部(A2/100) + 整数部(A2/10), 10)
ウ 剰余(整数部(A2/100) + 剰余(整数部(A2/10), 10) ,10)
エ 整数部((整数部(A2/100) + 整数部(A2/10))/10)
解説
チェックディジットとは、入力のまちがいなどをチェックするための数字で、決められた規則に従って計算した答えをチェックディジットとして、つけておくことによって、入力後、もう1回チェックディジットを計算したときに、同じ値になれば、入力のミスもないであろうと判断するためのものである。
ここでは、チェックディジットの計算式が書かれているのでそれが、問題の方法にあっているかを考える。
あるいは、データをこの式で計算してみて、正しい答えが出るかどうかを試してみてもよい。
・解き方1
100の位の数字を表すには 整数部(A2/100)
10の位の数字を表すには 剰余(整数部(A2/10), 10)
また、足し算した結果の1の位 剰余(足し算結果, 10)
このことから、ウが答えと考えればよい
・解き方2
実際にア〜エの方法で計算してみてもよい。
370で計算した場合3+7=10 この答えの1の位なので0になれば正解
370をそれぞれの式で計算してみよう
アでは、10-整数部(3.70)+剰余(37, 10)=10-3+7=14
イでは、剰余(10-3+37, 10)=剰余(44,10)=4
ウでは、剰余(3+剰余(37,10),10) = 剰余(3+7,10) = 0
エでは、整数部((3+37)/10) = 整数部(40/10) = 4
このことから、ウが答えとなる。
もしここで、2つ以上、正しい答えが出た場合には、正しい答えが出た計算式だけについて、他の数字でも試してみればよい。
答
ウ
【22年秋テクノロジ系の最新記事】
投稿者:ぷよ|18:28|22年秋テクノロジ系
この記事へのコメント